すっと涼やかな夏を代表する素材、麻…
風情あふれる夏の帯姿を演出してくれる、自然素材のお品をご紹介いたします。
大麻は中央アジア、カスピ海周辺を原産地とする高さ3~5mにもなるクワ科の一年草で、繊維を取る目的で栽培された最初の植物であります。
その歴史は新石器時代の初期までさかのぼることができ、
日本の縄文時代の遺跡からも見つかっています。
大麻は、長い間、日本人の生活の中で繊維用のほか、食料、燃料、建材、薬などのための重要な植物として栽培されてきた、アメリカによって禁止されるほんの半世紀前までは、日本中どこにでも植えられていた植物です。
その今では稀少な大麻の繊維を使ってつくられたのが今回ご紹介するお品です。
風を通すその涼感は、シルクでは決して味わえないもの。
通の方ほど麻を好まれる理由も、やはりその快適さにございましょう。
やわらかに織り上げられた大麻地。
味わいある青色を基調として矢羽根間道を織り出しました。
素材感あふれる、シンプルな風情をお楽しみいただけるひと品です。
本麻の豊かな地風とその味わいある色彩が、絶妙に調和いたしました。
全通ですのでお太鼓も出しやすく、またシンプルな表情は、本当に重宝いたします。
夏のカジュアルな小紋から織りのお着物などにあわせてお楽しみください!
麻100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
全通柄
◆最適な着用時期 単衣・盛夏(6月下旬~9月下旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチ、花火大会、夏祭りなど
◆あわせる着物 上布、小紋、織のお着物、浴衣など