中国において、日本の無形文化財いわゆる人間国宝(工芸藝術大使)に認定されている
刺繍の大家、蒋雪英工房による創作工芸刺繍袋帯をご紹介いたします。
柄行を埋め尽くすように一針、一針縫い上げてゆく刺繍の技。
ある時はボリュームいっぱいに、ある箇所は緻密にと…
同じ刺繍でも、その表情の豊かさは驚嘆の極みです。
今回ご紹介のお品は、一つ一つ丁寧に手作りされた特選創作品です。
なかなか市場に出回ることのないシリーズのお品なのですが、
特別に限定数のみご紹介させていただけることになりました。
カジュアル訪問着から小紋そして織りのおきものにと、コーディネートの幅広さ。
ひと目で魅了されるお品ばかりを、心を込めてお届けいたします!
国産のキメ細やかな白茶色の帯地に、「秋草」と題された意匠。
その意匠は全て緻密な手刺繍により縫い表されております。
濃地の中で映える赤い椿の花と、こんもりと積もる白い雪のコントラストが印象的。
穏やかに季節感の漂う艶やかな刺繍美…
一糸一糸の繊細な糸の動きは高い技術を持つ職人ならではのものです。
これぞ刺繍の醍醐味!
染めとも織とも異なる奥行きを感じさせる仕上がりとなっております。
8歳から刺繍を始めて60余年。
最も高度な技術を必要とする両面刺繍他30数種類の技巧を駆使できる、
中国で唯一の工芸大使であるのが、蒋雪英氏。
同国では一般公開が禁じられている打子(相良縫い)の第一人者でもあります。
大変多い中国の刺繍人口の中で、人間国宝ともなれば、
まさに「雲の上のような存在」であることは容易に想像していただけましょう。
その氏のもとで創作されたお品ですから、その技にまず間違いはございません。
おきもの通の方にも、自信を持っておすすめいたします。
なかなかご紹介できないお品です。
どうぞこの機会をお見逃しございませんよう、その魅力を存分にご堪能くださいませ!
絹98% 金銀糸2% 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
耳の縫製:袋縫い ※おすすめ帯芯:綿芯 ◇お太鼓柄
◆最適な着用時期 11月~1月(冬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、お食事会、観劇、コンサートなど
◆あわせる着物 洒落ものの訪問着、付下げ、色無地、小紋