ふくふく、さらりとした素材のぬくもり。
おだやかな自然のお色が溶け込んだ一枚。
女性らしい丸みを感じさせる
色あい優しい紅花染めの紬着尺をご紹介致します。
シンプルな縦縞の紬地。
緯(よこ)糸には織り込まれたぜんまいの綿糸が趣深く覗きます。
ふっくらとしたぜんまいのフシ糸と、
慎ましやかな表情の移ろいを肌でお楽しみいただけることでしょう。
ふっくらとした地は、そっと触れただけで、
心持ちまでも温かくなるような、
やさしい味わいがいっぱいに広がります。
《 紅花染 》
紅花の染めが盛んな、東北の豪雪地帯。
根気よく花を摘み取って、花餅をつくり、複雑な工程を経て染料がつくられます。
淡雪にも例えられる紅花の色素は、一月二月の最も寒いこの時期以外には、
美しく染めることができないという難しい染料です。
紅花染めは、江戸時代には織りあげられていましたが、
長年絶えていた染めとして知られております。
紅花の種子を育て、その花をもとにした染料で染められてありますので、
化学染料だけでは出せないお色の深みをお楽しみいただけます。
極寒から生まれる「温」の自然色彩。
シンプルなデザインで、
ところどころでフシの顔を覗かせる豊かな地風が際立ち、
ナチュラルムードに満ちて、
すっきりとした和姿を演出してくれる事かと存じ上げます。
余計な飾りのない澄んだ表情は
帯合わせもらくらく!
名古屋帯、おしゃれ袋帯、自然布の帯をあわせて、
貴女の個性と感性があふれるコディネートをご堪能くださいませ!
一生もののカジュアル、よき紬きものを。
お目に留まりましたらぜひお早めに!
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます!
絹100%
長さ:12m以上 内巾:37cm(裄70cm前後まで)
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月から翌5月までの袷(あわせ)の時期、6月と9月単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢問いません。
◆着用シーン おでかけ、お食事、お稽古、芸術鑑賞、観劇
◆あわせる帯 洒落袋帯、染の名古屋帯、織の名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)