商品番号 1313019

●【久保田一竹工房】 高級本手絞り染袋帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「翠霞辻ヶ花」 光のベールに包まれて… 受け継がれた幻の染。

◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。

◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!


幽玄の意匠、幻想的な色彩…

生前の初代久保田一竹氏とともに創作に携わり、技術、感性そして
精神を受け継ぐ、【 一竹工房 】の特選染袋帯のご紹介でございます!


室町時代に一世を風靡した「辻が花」。
江戸時代になると突然姿を消し、別名“幻の染め”とも呼ばれております。
その研究に人生を捧げ、その世界を独自の感性で蘇らせたのが「久保田一竹」。
その名は世界的に知れわたっております。

一竹氏の辻が花との出会いは20歳の時、
東京国立博物館での衝撃により生涯をその研究にささげることを決意。
しかしながら召集、敗戦、ソ連への抑留を経験。
十分な研究も出来ずじまいでした。

1948年、31歳で無事復員。
生活のため、従来手懸けていた手描友禅で生計をたて、
40歳にしてやっと本格的に『辻が花』の研究に取り組み始めました。
そして60歳にして初めて納得のいく作品が完成。
これを[一竹辻が花]と命名しました。

1977年、初の個展を開催。
以来、国内はもとよりヨーロッパ、北米においても展覧会を開催。
1990年にはフランス政府より、フランスと世界に芸術的に
影響を与えたということで[フランス芸術文化勲章シェヴァリエ章]を受賞。
1994年、河口湖畔に自ら[久保田一竹美術館]を建設。
そして1995年11月~1996年4月にかけては、現存作家の個展を過去一度も
開催したことのないワシントンD.C.のアメリカ最大のスミソニアン博物館
(国立自然史博物館)にて個展を長期開催するにまでいたりました。

世界が認める氏の辻が花はまさに美術品の域に達しております。
今まで見てきた辻が花とは全く違います。
ひとつひとつ、気の遠くなるほどに緻密で正確な絞りの針通し、
全体が素晴らしい一枚の絵画となりすべての部分が全面に主張してくる、
躍動感ある迫力、美への追求心は他の創作者とも一線を超えた
作品への情熱が心の奥深くまで伝わってまいります。

一竹氏はお亡くなられになりましたので、
現在では氏自らが創作する作品はございませんが、
生前の氏とともに創作に携わってきた職人たちが、現在でも氏の技術・感性
そして精神を受け継ぎ作品を年間わずかな数にて創作されています。
今回ご紹介できましたのはその魂を受け継ぐ工房の作品です。


細やかな金通しを施し草花の地紋が織りだされた帯地。
若苗色地をベースに、ふうわりと霞がかったように彩りが溶け合ったぼかしと、
お太鼓にふわりと咲くシンプルな辻ヶ花文様が配されております。

幻想的なムードで素晴らしい和姿を作り上げてくれる、おすすめの1点です。

どうぞ本物の辻が花の味わいをご堪能くださいませ。
母娘代々受け継ぐ美術品として末永くご愛顧いただければと願っております。
よろしくご検討くださいませ!!

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.5m
柄付け:お太鼓柄
※額縁仕立て

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、レセプション、音楽鑑賞、食事会など

◆あわせる着物 訪問着、付け下げ、色無地など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

撥水加工をご要望の場合はこちら
(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 袋帯)


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