◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
京の地で、江戸時代の末頃から続く染屋、
京の洛南・伏見に工房を構える染司よしおか。
5代目、吉岡幸雄氏は色彩界の第一人者として活躍され、
氏ならではの世界観あふるる創作品の数々は、近年、国内だけでなく海外からも注目を浴びていらっしゃいます。
残念ながら昨年幸雄氏が急逝し、お嬢様である更紗氏と熟練の職人がその世界観を受け継いでおります。
なかなかご紹介の機会がなく、お探しの方も多くいらっしゃることと存じます。
出会える機会はそうそうございませんので、
お目に止まりましたら、どうかお早めにお求めくださいませ!
現代の衣料には化学染料が用いられることがほとんどの中、
染司よしおかでは植物染料を専ら使用しています。
自然の恵みである植物から如何にして美しいお色を出すのか、
こだわり続けて、毎日を自然と向き合いながら繰り返されております。
五代目吉岡幸雄氏はそうして
植物染による日本の伝統色の再現に取り組まれております。
中でも本品は高貴なる帝王紫を使用しております。
その彩りの美と希少性により古代ローマなどでは、
高貴な位に就く者しか使用することができなかったと言われており、
特殊な貝の色素(1グラムの染料を採るために2000個もの貝を必要とします)から染め出した希少な紫でございます。
お色使いにはやはりただならぬ統一感をもっております。
しなやかな手触り、節糸の豊かな紬帯地。
ナチュラルな生成りの地に、帝王紫にて染め上げられた横段に波の意匠があらわされました。
穏やかな地色に調和する色の質感が趣き深く、かつモダンでもあり、
全体の意匠バランスが考えつくされた素晴らしい仕上がりとなっております。
施された金彩が静かに煌めいて…
お着物通の方に是非ともおすすめしたい逸品となっております。
付け下げ、色無地、小紋や織りのおきものなどと、
お食事、街着、ご趣味のお集まりなどに素敵にご愛用くださいませ。
ご紹介機会の少ない、まさに一期一会の逸品!
どうかお見逃しなくお願いいたします。
■吉岡幸雄 プロフィール
1946年 - 京都市に生まれる。
1971年 - 早稲田大学第一文学部卒業。
1973年 - 美術図書出版「紫紅社」設立。
1988年 - 生家「染司よしおか」の五代目当主を継ぐ。
1991年 - きもの文化賞受賞
1993年 - 奈良薬師寺・東大寺の伎楽装束を制作。
2001年 - 獅子狩文錦の復元制作に参加。
2002年 - 鹿草木夾纈屏風の復元制作に参加。
2010年 - 第58回菊池寛賞受賞
『日本の色辞典』紫紅社
『自然の色を染める』紫紅社
『色の歴史手帖』PHP研究所
『染と織の歴史手帖』PHP研究所
『京都色彩紀行』PHP研究所
『和みの百色』PHP研究所
『日本の色を染める』岩波新書
『日本の色を歩く』平凡社新書
『日本人の愛した色』 新潮選書
絹100%
長さ約3.55m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、趣味のお集まり、お食事、お出掛けなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、御召、小紋、紬など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。