============================
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm (1尺 7寸 8分) 袖巾34cm (9寸 0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
============================
◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
稀代の染色作家にして、自然を心から愛し、
礼賛した【 初代・久保田一竹 】氏がおこした
【 一竹工房 】より、素晴らしい一品をご紹介いたします。
一竹辻ヶ花が代名詞の一竹工房ではございますが、
本品は友禅による一品。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
室町時代に一世風靡した「辻ヶ花」。
江戸時代に突然その姿を消したため「幻の染め」とも
呼ばれておりました。
その絶えた染色技術を…
独自の感性で蘇らせたのが初代・久保田一竹氏。
その名は世界的に知れわたっております。
世界が認める一竹氏の辻ヶ花は、まさに美術品の域。
大量生産の辻ヶ花とは比べるまでもなく、
少し名の通った作家の作品ですら、その気品や格調、
存在感において、一線を画する仕上がり。
2003年、惜しまれながらも一竹氏は他界されておりますので、
現在では氏自らが創作する作品はございませんが、
生前の氏とともに創作に携わってきた職人たちが、
現在でも氏の技術、感性そして精神を受け継ぎ、
「一竹辻ヶ花」の名を冠するお品を創作し続けております。
本品はそんな一竹工房による手挿し友禅による付下。
友禅物は大変珍しく思いますが、二代一竹氏によると、
「一竹辻が花」が久保田一竹の代名詞になっておりますが、
一竹はもともと手描き友禅を本業としていました。
一竹辻が花発表後も、手描友禅教室を主宰するほど友禅を愛し、
数こそ少ないですが友禅を手がけておりました。
また黒柳徹子氏がテレビ番組で着用する着物を長らくの間
手がけ好評を戴いておりました。
とのこと、辻ヶ花ではない、もうひとつの、
友禅作家としての一竹氏の思いがしのばれるお品。
差し込む光にそっと浮き沈みするような、
一面多種多様な面持ちの花草が配された、
ソフトで繊細な金通しの幽玄な絹地。
その金通しが美しく映える金通しの紋意匠地を
おだやかなクリーム色に染め上げて…
そこに、繊細な糸目で夕顔のお柄が
すっきりと染めあしらわれております。
ふうわりと溶け込む色彩、生地の金通しのきらめき。
帯もあわせやすい、正統派の着姿を演出してくれるでしょう。
室町でもほとんど見かけることはございません。
一竹が生涯にわたり心血を注いだ、「一竹」の染め。
その心と技を引き継いだ、一竹工房の作品。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
表裏:絹100% ※衿裏:精華地 縫製:手縫い
背より身丈155cm(適応身長150cm~160cm) (4尺 1寸 1分)
裄丈60.5cm (1尺 6寸 0分) 袖巾31cm (8寸 2分)
袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)
前巾23.5cm (6寸 2分) 後巾28cm (7寸 4分)
※居敷当(精華地)付き
◆最適な着用時期 6月、9月の単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、パーティー、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、
観劇、ホテルディナー など
◆あわせる帯 単衣向きの質感の袋帯、単衣向きの質感の名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。