伝統の技が奏でる現代のメロディー…
深く味わう、紬ならではのカジュアルが良い抜け感を演出!
気張り過ぎてない、けれども上質と分かる!
そんな素敵な小紋着尺をご紹介いたします。
さらりとしていながらも、明らかに他とは一線を画する豊かな奥行き…
そう、こちらのお品物は、本板場友禅による一枚でございます。
板場(いたば)友禅と は、18世紀に金沢で生まれた伝統的な染め技法です。
彫刻された型紙を用いて、お柄位置に沿って色彩をかさねあげてまいります。
手描き友禅とは異なり、「何枚もの型を幾度も重ねては染める」という工程を、繰り返し行うためほんの数ミリでもズレてしまうと綺麗な作品は創れず、本当に熟練の域が求められる緻密で高度な職人技と呼べる技法です。
そんな伝統的名染め技法も、その手のかかり具合ゆえ、
残念ながら、染め元は減少傾向にございます。
今後、その数もさらに減ることが予想され、
将来は、文字通り「希少な染めもの」となってしまうことでしょう。
手間隙かけて染め上げられた一枚。
それでいてこんなにも素敵な作品に出会える機会は、
なかなかございませんので、
お目にとまりましたらこの機会にお誂えいただき、
ぜひとも最愛の一枚としていただけましたら幸いでございます。
所々にフシが顔を出す、風合い豊かな紬地。
奥深い味わい炭色の濃淡にて染め上げて、
一面には葵の意匠を大胆に染め上げました。
まるで水彩画で描き出したかのような作品で、
絶妙なお柄の構成バランスが洗練の印象を感じさせる仕上がりでございます。
そこに紬のフシ、そしてほんのりかすれたような面持ちが加わることで、
華やかになりすぎることの無い、大人の品良いカジュアル感を演出いたします。
帯合わせや小物合わせで、シーンや格も変化させていただけますので、
お洒落なワンピース感覚で、幅広いシーンにご活用頂きたく存じます。
なかなかご紹介できる機会のない一品…
その感性をじっくりとご堪能頂きたく思います。
どうぞお見逃しないようお願いいたします!
絹100%
長さ約13.5m 内巾37.5cm(最長裄丈71cm)
※こちらのお品は、本板場友禅でございますので、着尺中ほどに剣先がございます。
お仕立ての際にはご注意くださいませ。
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)、単衣の季節(6・9月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 街着、お食事、コンサート・観劇、カジュアルパーティー、和のお稽古、趣味のお集まり等
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,320円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,320円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)