商品番号 1239198

●【川島織物】 特選西陣織袋帯 「能衣織文」 歴史が物語る名門の逸品!

おきもの好きの方なら、軍配のマークをよくご存知のことでしょう。
デパートや有名呉服店などにも高級品として並ぶ、西陣名門の機屋さんです。
その名門、川島織物より、卓越された意匠美に、重厚感を漂わせる逸品をご紹介いたします。

川島織物は、近代美術織物の礎を築いたとも言われております。
優れた作品を製織するために一切の妥協を許さず…
織物の研究に没頭した、川島甚兵衛の心意気。
それは、今の時代の作品にも脈々と受け継がれております。

今回ご紹介いたしますのは、揺るぎない古典柄の傑作品でございます。
繊細な金箔糸が織り込まれた落ち着いた枇杷茶色の地。

霞取りに菊や桐、桜、杜若などの風雅な草花文様を織り成しました。
金の豪華な面持ちに穏やかな多色使いで、フォーマルなお席にしっかりと映える、
実に格調高い雰囲気に仕上がりました。

川島織物のお品でも、「縫い袋」のものと「本袋」のものがございます。
ご存知の通り、高級品にのみ許されるのが、「本袋」。
表地と裏地を同時に、輪のように織り上げる帯のことでございます。

基本的に、表の地組織と裏の地組織は同じ様にいたします。
なぜなら、表裏の織巾が合わなければ帯にならず、縫い袋のように、
表裏別々に織って後で縫い合わせるわけにはいかないからです。

表裏同時に、輪のように織り上げる本袋帯。
織り場では、織りあげつつあるお柄を見ることができません。
したがって織人の熟練が必要とされますし、大変難しい織物です。

縫い袋を織る職人さんは現在でもまだまだ居られますが、
本袋を織りこなす職人さんは、かなり限られてきております。
本袋帯と縫い袋帯を並べて見比べますと、すぐにお分かりかと思います。
その違いは、帯の両端、つまり耳の厚みでございます。
これこそが本袋帯の一番の特徴で、
縫い袋帯の半分の厚みですので、薄く綺麗にたたむことができます。

またお太鼓結びに締めていただくと、耳付きが薄いので、
前・横から見ていただいた時にお太鼓が大変綺麗に映ります。
また縫い袋帯は、表・裏の縫い目から破れる心配がありますが、
本袋帯ですと、一本の糸が輪に織れていますので破れる心配がございません。

ハレの良き日に、しっかりと映えるその風格。
流行すたりのない確かな意匠は、末永くずっと受け継いでいっていただけるもの。
色留袖、訪問着、付下げ、色無地などのコーディネートにご愛用くださいませ。
ご存知のように、川島織物は直接百貨店などに卸していることが多く、
ほとんど値崩れしないことで知られております。
名門「川島」ならではの、素材の確かさとしっかりとした丁寧な織り味は、
お手にとっていただければすぐにご納得いただけることでしょう。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ4.25m
西陣織工業組合証紙No39 川島織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯(松)
六通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 入卒式、結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど

◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など


お仕立て

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