品格、華やぎ、不変の美…。
目にするだけで「良きもの」と心に伝わる、名門のひと品。
西陣の名門であり老舗、【都(みやこ)】
着物ファンに支持され続ける名機屋より、
気品溢れる特選袋帯を仕入れてまいりました!
帯地一面に、高度な織り技を必要とする「引箔」を施した、
すべらかかつなめらかな織地が魅力的な本品。
追随を許さぬ美しき帯姿を、まずはどうぞじっくりとご覧くださいませ。
引箔の台紙に和紙を使用し、その上にまず漆を引き、
乾ききったところで銀箔を塗り、より一層奥深い重厚な輝きを醸し出しております。
経糸には極細糸を約4500本も使用し、緯糸も細い糸で密度を込ませて織ることにより、
他の引箔袋帯より薄く軽く仕上げることが出来ました。
季節の漂いを、より深く、より広く気品に満ちた帯姿をテーマに織り表された逸品・・・
【 尾長鳥正院 】と題された花鳥の意匠。
正倉院の宝物のひとつ”碁石入れ”の蓋表板を基に製図されております。
二羽の尾長鳥の身体を反らせることで弧を描き、飛翔する姿をより美しく、写実的に表現されております。
また、色糸を単色で織るのではなく、白・金四色、さらに特殊な色金糸を混ぜて織り上げるなど、
色彩と織技法にもこだわりが感じられます。
繊細さと奥ゆかしさが見事に表現され、
美術品のように幽玄な雰囲気を醸し出し、上品に艶めく地と相まって圧倒的な表情を演出致します。
このようなお柄を、さらりと仕上げてしまうその仕事ぶりに感嘆いたします。
おしゃれ着物ファンも、正統派のお着物ファンの方にも、
ご納得いただける、格調のある魅力的な後姿を演出してくれるひと品です。
留袖から付下げまで、お色柄を問わず様々なお着物とのコーディネートにてフォーマルシーンをお楽しみ下さいませ。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、
ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など