商品番号:1555494
(税込)
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【仕入れ担当 吉岡より】
長板中形染めの染織工芸の第一人者として知られた
松原利男氏による綿着尺のご紹介です!
利男氏の作品を弊社でご紹介できましたのも、
過去に片手で数えられるほど…
名門松原家の藍…
これだけでファンには涎垂のお品でございましょう。
悲しいことに、こういった名作家の作品は
これからどんどん少なくなっていきます。
探しても出会えなくなる…そうなる前にぜひお届けしたい。
そんな作品です。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【色・柄】
しなやかでフワリとした風合いのある木綿地。
くっきりと浮かぶ白と藍色のコントラストで
「花入松皮菱文」を一面に染め上げました。
情趣あふれる図柄とその彩りの冴えは
まさに藍染めのアートと言えましょう。
決して探してあるようなお品ではございません。
ましてや現実的なお値段でご紹介となると大変難しいお品でございます。
【商品の状態】
反物の一部に、経年によると思われる黄変が薄っすらと見受けられます。
(矢印の幅は1cmです。)
総柄のお着物なので、極端に目立つほどではなく
また、お仕立ての際になるべく縫い込む位置にすれば
ご着用にはほぼ差し支えの無い程度かと存じます。
【松原利男と長板中形について】
長板中形は江戸時代に浴衣の模様として発達した型染技法。
制作工程において、長い板と、小紋と大紋の中間程度のサイズの
模様型(伊勢型紙)を使用することから「長板中形」と呼ばれるようになる。
もともとの長板中形の技法は分業制。
型紙は伊勢型紙の型彫師が、
型紙に糊を置くのは型付師が、
藍で染めるのは紺屋と呼ばれる染の職人が行うのが一般的だが、
利男氏の父、故・松原定吉(重要無形文化財保持者・人間国宝)は
型付から自前の藍窯を用いて紺屋の仕事も担い、
型を置き糊付けされた作品を自身の藍で染め上げていた。
利男氏も定吉氏のように型付から染めまでを行い、
長板中形を染色品として完成させる作り手である。
綿100%
長さ12.3m 内巾35cm(裄丈66cmまで)
◆最適な着用時期 5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お稽古事、街着、ランチなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[バチ衿]
水通し4,950円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
[広衿]
水通し4,950円+ポリエステル衿裏880円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
※綿の着物は地厚な生地のため、裏地なしの単衣仕立てとなります。単衣仕立てで冬の季節にもお召しいただけます。袷仕立てをご希望の場合にはお問い合わせくださいませ。
※背伏せなし(背は袋縫い)・ポリエステル糸でのお仕立となります。
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」は、お仕立て前に生地の糊を落とし、ふっくらとした風合いに仕上げるために行う工程です。