商品番号:1555115
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
大変希少な作品を見つけて参りました!
藤山千春氏による模紗織による作品です!
さらに滅多と見かけない珍しい配色の一品。
ご紹介の多い凸丈に盛り上がる畦があやなす模様ではなく、
自然の草木染の色彩と模紗織組織の調和をとりながら、
機能性と美の可能性を追求し創作されたお品で、
特にこちらのタイプはその織りの性質上、
通年お締めいただける大変重宝の仕上がり。
これまでご紹介できていたのは、
緑や茶系がほとんどで
今回のようなブルー系の配色は滅多とございません!
もとより創作数の少ないタイプでございますので、
お仕立て上がり品とはいえ、
ご紹介の機会は滅多とございません!
今回は証紙なしのため、
グッとお値打ちにご紹介いたします。
藤山千春氏の作品のファンの方、お探しの方、
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ!
【 お色柄 】
やや厚みをもたせた、しなやかでハリを感じさせる地に、
黒に近い濃紺の平織組織とかなりくすんだ藍鼠の
模紗織組織を段状に織り上げております。
織り込まれた色数は限られておりますが、平織と重なりあう
模紗織が奥行きを感じさせ、深みある彩りを帯姿に
添えてくれることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 模紗織(もしゃおり)について 】
読んで字の如く、紗を模した組織の織物。
特別な織機を用いることなく組織的に糸状の
片寄りを作成、隙間を空けることで通気性を確保し、
また他の織組織とあわせて意匠性を持たせる事も
可能な製織技術。
同じ模紗織の組織でも、糸の種類、筬の違い、
打ち込みの強弱、織布の目的で形や風合いが異なるため、
織手の個性も感じられる仕上がりとなる。
【 藤山千春について 】
染織作家
品川区伝統工芸保存会会員
母方の親戚が八丈島で機織りの仕事をしており、
幼少の頃より織物は身近な存在であった。
18歳で東京の女子美術大学工芸科に進学。
主席で卒業後、後に女子美術大学学長を務める
染織家・柳悦孝(やなぎよしたか)の元に2年間師事。
柳悦孝の元で染織技法やデザイン案についての
ノウハウを学び、独立。
柳の元で吉野間道に出会い、独自の感性を磨き
芸術性の高い吉野間道を創作している。
自宅の庭で育てた草木や八丈の親戚に送ってもらう
島の植物を用いた草木由来の染料で表現する絶妙な
グラデーションと今までの着物にない鮮やかな
色の組み合わせが作品の特徴。
【 経歴 】
1944年 東京都品川区生まれ
幼少の頃より母方の実家の八丈島で織物に触れて育つ
1968年 女子美術大学付属高校卒業
1971年 女子美術大学工芸科卒業
1975年 柳 悦孝先生(後の女子美術大学学長)に師事
1978年 品川区大井町(現在の作業場)で染織業を始める
国画展、日本伝統工芸展に出展
絹100% 長さ約3.7m
柄付け:六通柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 通年
※やや厚みがございますので、真夏は避けていただくのが適かと存じ上げます。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。