商品番号:1554745
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
さり気ない存在感、洒落味と気品の融合…
通の方はご存知、西陣の老舗機屋、
吉村織物、通称「吉織」による人気の『ぬれぬき』シリーズの袋帯のご紹介です。
ここまでの上質な織りの帯は、昨今はなかなか生み出されておりません。
特に優れたお色柄のお品が御仕立て上がりで入荷しました!
状態も良く使い勝手も良いかと存じます。
現品限りのお値打ち価格を、どうぞお見逃しのないようお願いいたします。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として仕入れましたが
しめあともわずかな美品です
【 お色柄 】
今回ご紹介する袋帯は、緯糸(よこいと)を
水に浸しながら織り上げる「ぬれぬき」の技法を用いたもの。
唐絹のような、しっとりと軽やかな独特の地風が特徴です。
ほのかなシャリ感とハリをもって、
しなやか、軽やかに織り上げられたこだわりの帯地。
おだやかな白汚しの地に、藍染糸を織り込みながら6通に
わたり正倉院ゆかりの葡萄唐草紋がおりだされました
もう片面は南天地紋が 薄水色の締め切り段に
浮きしずみします
洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋などに合わせて。
年齢も季節も問わず、本当に重宝していただけると思います。
【 吉村織物について 】
吉村織物は創業してきてから140年余りで、
江戸時代末期・嘉永元年(1848年)に生まれたの初代・利七が金沢より上洛、織物業に携わってきて、
明治初年生家の屋号”平野屋”で帯地製造業を西陣で創業しました。昭和25年に吉村織物株式会社を設立しました。
創業以来、伝統技法や古典模様を大切にしながら、
時代を経ても風格を失わぬ美しい作品を創作しています。
また、作品が西陣織大会において、
通産省局長賞、京都市長賞、京都商工会議所会頭賞、西陣工業組合理事長賞等、多数受賞されてきていました。
近年西陣でも自社で織らない出機(でばた)形式になっていくなか、
しっかりと自社工場を持ち、内機(うちばた)で常に織り手さんと
コミュニケーションをとりながらこだわりの創作を続けておられます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.47m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お付き添い、観劇、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格高い小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。