商品番号:1554743
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
独特の存在感と緻密な創作力。
お着物一面に尽くされたスワトウ刺繍の美。
サラッとした肌すべりが心地よい絹地一面に
汕頭刺繍を施し陶彩染で染め上げた一枚をご紹介いたします。
お仕立代もかさまず、お手元に届いてすぐにご着用いただけます。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに着用跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
さらりとしなやかな手触りの絹地。
やわらかな水柿色を基調に、まるで陶器の絵付けのような陶彩染で
繊細に染め上げられ、
その上に、汕頭刺繍(スワトウ刺繍)により
唐花や華紋を表し、透かしと艶やかな光が静かに重なり、
まるで異国の美術品のような佇まいを見せる一枚です。
一面に汕頭が施されていますが同じお色で地紋の様に表された意匠により
遠目には無地調に見えるほどの繊細さ…
近づけば奥行きある色彩と職人の手仕事が感じられ、
知的で上質な個性を放つ小紋に仕上がっています。
帯合わせで格調を高めればお茶席や食事会にも、
洒落感を楽しめばアートのような日常着としても――
和の美意識と異国の情緒が織りなす、現代的な粋をお楽しみいただけます。
【 汕頭(スワトウ)刺繍について 】
相良(さがら)、蘇州(そしゅう)に並ぶ
中国三大刺繍のうちの一つ。
中国の広東省東部にある汕頭地方で
受け継がれてきた刺繍技術。
キリスト教の宣教師たちがヨーロッパの感性と
技法を汕頭に伝えたのがはじまりである。
隙間を開けて飾り糸を施すことから「絹の彫刻」
とも呼ばれ、生地を直接はさみで切り、糸を
引き抜くため、失敗が許されず、職人にとって
集中力が求められる刺繍技法。
主に二種類の方法があり、
抽綉(ツオシュウ):織り上がった生地の経糸、
横糸を数本引き、空間を開け飾り糸を通す技法
拉綉(ラシュウ):抽綉と同様に、生地の両サイドに
はさみを入れ、糸を引き抜くが抽綉ほど糸は引かず、
飾り糸を施す段階で空間を広げる技法
いずれも生地が丈夫でなければ行うことができず、
生産数は少ない。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:薄色のたたき染
身丈(背より) | 156.5cm (適応身長161.5cm~151.5cm) (4尺1寸3分) |
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裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 34.3cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 27.5cm(7寸3分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35.8cm(9寸5分) 袖丈53cm(1尺4寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お食事、芸術鑑賞、観劇、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。