商品番号:1553795
【 仕入れ担当 中村より 】
手仕事ゆえのあたたかさ。
纏えば心まで満たされる優しい作品。
横内佳代子さんは代島光子さんと
長野県松本市に光佳工房を構えていらっしゃいます。
「草木染」から「手織り」までお二人で拘りを持ち、
手作業ならではの心温まる作品づくりをなさっています。
その横内佳代子さんの純草木染・手織による綾織着尺をご紹介致します。
味わいある彩りとシンプルな意匠ながら、引き込まれるような洒落味の迫力。
ハイセンスなものを、さりげなく身にまとう贅。
これぞ大人の通なお洒落。
おきもの通の方にも絶対に喜んでいただける、自信の作品です。
今回は国画会会員の型絵染作家、岡本隆志先生の九寸とのコーディネートセットをご紹介。
工芸染織を心よりお楽しみ頂けるお品でございます。
まずはじっくりとご覧くださいませ。
【 色柄 】
[着物] 商品番号1550865
手触りはふんわりと軽く、しなやかな風合いを感じる絹地。
そこに綾織にて浮かび上がる格子の模様。
お色は白を基調にして、
青の濃淡にて熨斗目柄が織りなされて。
このたった一枚の着物に込められた大変なお手間を感じずにはいられません。
表情豊かに織り上げられたその地に綾織にて浮かぶ意匠。
草木染めの深みある色で織り上げられ箇所箇所により微妙に異なるいろどりの妙…
遠目にはすっと地に馴染んでいるように見えて、
近づくと、本当に一言で言い表わすことが難しいほど、
絶妙な彩りで、細密細緻に織り上げられております。
丁寧に手織りされたことが容易に伺える仕上がりです。
[帯] 商品番号1548106
帯地にはさらりとしたおだやかな節の浮かぶ紬地を使用。
爽やかな青の横段が浮かぶ帯地には、
氏の感性が見事に込められた
山の景色の柄が表現されました。
湯河原の風景を思い出させるような・・・
写実性ではなく、感性の世界。
やさしく、懐かしい記憶を呼び起こす…
そんなデザイン、色調が魅力の作品です。
【 岡本隆志について 】
岡本隆志氏はご存知人間国宝、芹沢けい介氏に師事、
芹沢門下生として出会った型絵染作家・岡本紘子氏とご結婚後、
ご夫婦で創作活動をされております。
■岡本隆志 経歴
1943年 静岡県浜松市生まれ
1962年 芹沢けい介氏(型絵染 人間国宝)に入門
1964年 国展初入選・日本民藝館展初入選
1965年 日本民芸館展奨励賞
1968年 芹沢先生の門を退き、独立
1973年 国画会会友に推挙される
1976年 神奈川県湯河原町に工房移転
1981年 国画会会員も推挙される
【 綾織について 】
綾織は組織点が斜めの方向に連続し、斜線状をなす織り方。
別名、斜文織(しゃもんおり)と呼ばれております。
もちろんの事平織りの原理原則を変えて織り上げるお品でございますので、
機織りのさいには糸切れやズレが起こりやすく、
その手間やその技術は非常に手間がかかるため織り手も少ないお品にございます。
代表的なお品には黄八丈などがございますが、
精錬され均一な太さで織り上げるお品に比べますと今回のお品のように、
元々の節感を残した座繰り糸を使用して織り上げるお品は大変なお手間がかかります。
【 横内佳代子氏 略歴 】
1963年 長野県松本市生まれ
1986年 東京造形大学デザイン科卒業
1986年~服地のデザインに携わる
1994年~2001年 本郷織物にて本郷孝文氏に師事
2001年 同じく本郷氏に師事していた代島光子氏と伴に長野県松本市に【光佳染織】を立ち上げ、現在に至る
[着物]
絹100% 経:座繰り糸 緯:座繰り糸
裁ち切り身丈183cm 内巾38cm(裄最大72cm)
草木染:渋木、藍
[帯]
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを3.9mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約3.6m前後で仕立て上がります。
柄付け:六通柄 ※手先柄(果文:はてもん)なし
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
解地入れ6,050円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
[ 単 ]
解地入れ6,050円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)