商品番号:1548434
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【 仕入れ担当 中村より 】
澄んだ空に地平線の果てまで広がるコバルトブルーの海。
強い日差しに熱せられた風が肌を撫で、
太陽に向かって背を伸ばす花草の間をするりと抜ける…
恵まれた豊かな自然と育まれてきた伝統がそこにございます。
雄大な琉球の自然、底知れぬ生命力を感じさせてくれる、
首里花織八寸名古屋帯をご紹介致します。
なんと本品は経絣も加えた高い技術で織り上げられた希少な作品でございます!
織り上げられたのは、伝統工芸士【吉浜博子】氏。
基本的にお着物を多くを創作され、
日本伝統工芸展にも出展される吉浜さんですが、
自分用として帯を製作されることがあるそうです。
この見事な経絣に首里ならではの美しい花織の妙…
まず手に入ることはなく、先述の通り制作されることすらございません!
お目に留まりましたら、是非この機会をお見逃しなく!
【 お色柄 】
爽やかな白と青、黄色、緑色の縞模様の入った帯地は
緯糸に白を薄花色で織り上げて。
その上に細かに織り込まれた遊び心。
花織の花繋ぎの浮紋があしらわれております。
立体感のある風合いは、みつめるほどに深みを増してゆくようです。
さらに経絣による螺旋のような模様が入ってこだわりの仕上がりです。
【 吉浜博子 プロフィール 】
平成10年7月~平成10年3月 那覇伝統織物事業協同組合首里織後継者育成事業終了
平成13年5月25日~平成20年5月13日 那覇伝統織物事業協同組合 理事
平成20年4月 首里織り工房壽庵 設立
平成22年10月~平成24年3月 沖縄県立美術大学美術工芸部 研究生
ルバース研究部に入り、「古典柄にみる絣技法の研究」を学ぶ。
平成25年3月31日 第65回沖展入賞 うるま市長賞
平成25年5月24日~令和1年5月28日 那覇伝統織物事業協同組合 副理事
平成25年9月 那覇市よりクルーズ船ターミナル展示作品依頼、首里絣手縞を制作
平成26年 2月25日 伝統工芸士認定
平成28年7月1日~平成31年3月8日 首里織後継者育成事業講師
平成28年11月29日 沖縄総合事務局長賞表彰受賞
平成31年3月24日 第71回沖縄入選
令和2年3月 第72回沖展入選
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹・紙・抄織糸100%
長さ約3.6~7m(お仕立て上がり時)
富原あい作
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
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