商品番号:1545968
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
老舗のセンス光る一条。
フォーマルものから洒落ものまで、
抜群の意匠美できものファンをうならせる
超一流西陣織メーカー、加納幸。
その西陣の老舗が織りなした、高級紬帯のご紹介です。
安価な帯では、真似のしようがございません。
細部にまでこだわり織り上げられたこの仕上がり。
まずはどうぞご覧くださいませ!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
逸品展や百貨店特選コーナーの目付けを飾る超一流織元「加納幸」。
おきものファンの方でしたら、きっとどなたもご存知のことでしょう。
今回ご紹介のお品は中でもあまり見ないカジュアルなお品。
しなやかに、柔らかく織りなされた帯地は、
紬糸が織り込まれており、ふつふつと杢目のような
味わいある節感がございます。
地は憲法色で意匠には銀の箔糸、青色や紫色系の絹糸により
梅鉢の込められた異国情緒あふれる装飾意匠が表されました。
古典のお柄がうまく溶け込み現代的な意匠を表し
カジュアルな帯地を洗練のムードで包みます。
凛と、際立つ意匠の気品あるおももち…
ハイセンスな大人の女性のおだやかなる佇まいを感じます。
またもう片面には憲法色、濃鼠、涅色×銀箔による
横段文様が織りなされました。
カジュアルな訪問着、付下げ、色無地、小紋、
さらには絵羽柄の紬などにも素敵です。
見事に昇華された空間の美をご堪能くださいませ。
一点限りでのご紹介です。
この機会にぜひ名門のお品をお手元でお楽しみください。
【 加納幸について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.440
1889年(明治22年)創業
専門店指向のフォーマルから、通をうならせる
ユニークな創作品まで幅広く製織する織元。
手織の最高級帯を創作する織屋としての一面も
さることながら、都会的色彩感覚、デザインを
全面に打ち出し、従来の和装の概念にとらわれない
イメージの帯を次々と創作、新しい境地を常に切り開く、
攻守そろったものづくりをしている。
海外での評価も高く、世界的に有名なファッション雑誌への掲載、
メトロポリタン美術館において、ジャパン・アート特別展に出展され、
現在も美術館の収蔵となっている作品もある。
現在の加納幸のコンセプトは『粋さと上品さの両立』。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 金属糸風繊維以外
長さ4.45m
加納幸謹製
耳の縫製:袋縫い
お柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆合わせるお着物 カジュアル訪問着 付下げ 色無地 小紋 織りのお着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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