商品番号:1545254
(税込)
【仕入担当 竹中より】
彩り清雅に、そして雅やかに広がる古典の世界…
重要無形文化財「友禅」保持者、人間国宝・羽田登喜男氏。
偉大な功績を残され、2008年2月、実り多き人生に幕を下ろされました。(享年97歳)
その『羽田登喜男』氏監修による、素晴らしい意匠の特選西陣袋帯のご紹介です。
【商品の状態】
リサイクル仕立てあがり品として仕入れましたが
締め跡も中無地にわずかな
おおむね美品でございます
【お色柄】
時の流れに磨き抜かれてきた京友禅と加賀友禅。
2つの伝統ある染色技法を学び融合させて、自らの世界を拓いた羽田氏。
羽田氏が自ら創意を尽くして図案を描き、色糸など素材を吟味し、
全体の色と柄のバランスを配慮しながら最終工程まで完全に指導をして
織り上げられたのがこちらのお品でございます。
優雅な波模様を背景に、羽田氏の有名なモチーフである鴛鴦が、
仲睦まじく、優美なたたずまいであらわされております。
格調高い黒の地にふっくらとした立体感で松竹梅に鴛鴦が戯れて…
無地場にも味わいを感じさせる仕上がりのお品です。
表情豊かに織り上げられた鴛鴦。
染め帯でしかありえなっかった羽田登喜男氏独自の世界観を、
見事なまでに西陣の伝統技術が一条の帯に織り成しました。
ぜひお手元でご鑑賞いただければと存じます。
訪問着、付下げ、色無地などのお着物とのコーディネートでお使いいただけます。
高尚な品格漂うなかにもさりげなさのあるお品ですので、
どのようなお色柄のおきものにも合わせやすく、
本当に重宝していただけるものと思います。
卓抜した意匠美を、この機会にどうぞじっくりとご堪能下さいませ!
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹85% 金属糸風15% 長さ4.4m
アート裕謹製
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 袷の季節を通じて(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年代は問いません。
◆着用シーン 披露宴、式典、お茶席、お稽古、発表会、お祝い事、パーティ、お付き添い、ご挨拶など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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