商品番号:1527951
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【 仕入れ担当 田渕より 】
緻密なる織、その表現力…
長きにわたり、世界に名だたる美術織物を手がけてきた
西陣の名門、龍村美術織物。
その龍村美術織物の手織り本袋帯でございます。
皆の目を惹きつける、堂々の貫禄。
その表情に惚れぬいて、買付けて参りました。
美しい、の一言に尽きます…
初代平藏から受け継がれたそのセンス、龍村が誇る色彩、感性、技法。
どれをとっても一流、まぎれもなき逸品。
『美術織物』という概念を世に浸透させたその力量。
龍村美術織物ならではの織の表現を是非ご覧くださいませ。
【 お色柄 】
まず、帯地の仕上り。
手織りならではのしっとりとした帯の地風。
しなやかで密な織味を有する帯地はまろみのある鳥の子色。
お柄には『煌彩豊果錦』と題された、
美しい唐華の図案。
玉虫のごとき彩りの箔を織り込み、色糸使いも麗しく…
和洋を問わず、古の裂、レリーフ、文学など、多岐多様な分野から
インスピレーションを受け、生み出されたそのデザイン。
それを一条の帯に表現するために、緻密に計算された
配色の妙と、織の確かさ。
この風情…
次代に受け継ぐに相応しき風格をご堪能下さいませ。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
本袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、初釜、パーティー、お付き添い、お食事会など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
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