商品番号:1518295
(税込)
【仕入担当 竹中より】
「幻」とも言われる大島の織絣…
まずは絣部分をじっくりと御覧くださいませ。
Tでも十字でもない複雑な絣…割り込み絣です。
素晴しき手織りの一品を、証紙がついておりませんため特別価格でご紹介いたします。
お目に留まられましたら、どうぞお見逃しなく!
【商品の状態】
中古品として仕入れてまいりましたが、大切に保存されていたのでしょう、
おおむね美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【お色柄】
明治30年代のころ永江伊栄温翁によって現在の織締機が発明され、
複雑かつ緻密で変化に富んだ絣や、帯締等の特殊な技法も考案され、
割込み絣がつくられるようになりました。
しかしながら、その締めや織りなどの技法が大変難しかったため、
割込み絣は長らく途絶えていました。
昭和40年代なかばに復活しましたが、現在では本割り込み式を織れる方が、
激減しているため、数も出回らず、すでに入手する事が難しくなっています。
大島紬好きの方が、いつかは「割り込み」と言われるほど、大変高価なお品です。
今回ご紹介いたしますのは、その「割り込み」の中でも、
100%本物と言い切れる逸品です。
カタスと一元を両方使用していれば「割り込み」とよく勘違いされておりますが、
実際の「割り込み」式の絣糸の配列は、
一元→カタス→一元→カタスと続かなくてはならず、
一元の十字、カタスの「T」字が、ちょうどアルファベットの「I」と「E」を連ねたような表情になります。
画面上でご覧いただけますでしょうか。
本当に細やかな「I」と「E」が作り上げる、精緻な絣のデザイン。
縞間道にさまざまな円文や格子紋が
豊かに表現された、まさに圧巻の絣意匠。
実に緻密な柄ゆきに変化を出し、
通好みの味わい深い逸品に仕上がりました。
量より質…そうお考えの大島好きのお方に、心よりお勧めいたします。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
◆八掛の色:墨色
身丈(背より) | 148.5cm (適応身長153.5cm~143.5cm) (3尺9寸2分) |
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裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 29.2cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72cm(1尺9寸0分) 袖巾36.5cm(9寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆あわせる帯 カジュアル袋帯、九寸帯、八寸帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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