商品番号:1518135
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【 仕入れ担当 田渕より 】
大城織物工房、琉球絣の創設者…としても名高い、
故・大城カメ氏。
その技を継承した大城清栄氏、カメ氏の孫である哲氏。
残念ながら哲氏は2022年に58歳という若さでお亡くなりになられました。
おきものをご存知の方でいらっしゃいましたらその希少性、
価値は存分におわかりいただけることと存じます。
受け継がれる自然染料で染織された、草木の奏でる色彩。
その彩りをダイレクトに感じて頂ける無地織の逸品でございます。
終生ご愛顧いただけ、また代々受け継いでいただける織物という芸術品を
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
節糸の表情が味わい紬地。
お色は福木に月桃を用いて温もりある枯草色で織りなして。
無地ならではのなんとも不思議な魅力をたたえるお品。
手織りにより丁寧に織り上げられた琉球の感性。
あたたかな心によって織り上げられた、手仕事のぬくもりある作品です。
どうぞその奥行きを末永くご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 大城織物工場について 】
1879年大城ウシにより沖縄本島南部南風原に設立。
当時の織物は、自分たちの普段着を作る以外わずかな現金を得るための「兼業」。
1919年、3代目の大城清助が初めて織物を「専業」とし、 生活の糧にした。
その後の太平洋戦争(沖縄戦)で、家財や織物の道具はすべて焼失。
一面の焼け野原となり、唯一残ったのは「技術」だけであった。
現在では大城哲氏がその技術を継承して創作を続けている。
【 大城哲について 】
大城織物工場5代目。
大城哲氏は1990年、父である4代目大城清栄の他界を期に、
27歳の若さで家督を継ぎ、初めて織物の世界へ足を踏み入れる。
現在では主に染色・デザインの部門を担当している。
平成9年に日本工芸会正会員に認定。
【 大城清栄について 】
大城織物工場4代目。
大城カメ氏のちからで高い評価を得た琉球かすりは県外販路を広げ、本土の問屋を販売先とし量産体制となった。
最盛期には織り子さん100名を抱えるほどに工場は成長した。
昭和56年に日本工芸会正会員に認定。
【 大城カメについて 】
3代目・大城清助の妻、大城カメ氏は『琉球絣』と言えば、この人といわれるほど有名な人物で。
山口 百恵さん(元歌手)の「赤い」シリーズの、沖縄で機を織る場面があり、その指導にあたったのもカメさんである。
彼女は常に新しい琉球絣の制作に力をそそぎ、『卓越技能賞(現代の名工)』、
『勲六等瑞宝章』等、数々の賞を受賞している。
残念ながら平成7年に80年の生涯を終え他界したが、今でも『カメさんの琉球絣』は高い評価を受けている。
昭和10年に日本工芸会正会員に認定。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:青朽葉色
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
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裄丈 | 69cm(1尺8寸2分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 4分) 袖巾35.5cm (9寸 3分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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