商品番号:1514112
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
世界各国の染織を研究され、ご自身の製作の感性に取り込み、
独特の作風の創作品を世に発表されている染色作家、
長谷川忠義氏の柿渋染の紬地小紋のご紹介でございます。
素材と染めの豊かな味わいを
和姿でご堪能いただきたく思います。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
節のある経緯糸がきちんと緻密に織り込まれた、
ハリ感ある紋織紬地に味わいの意匠を染め上げて…
地色は伝統の柿渋染によるもの。
柿渋染とは、雪解けを待って、三年間寝かせた柿渋に原糸を数日間浸した後、
良くさばき、天日で干します。最初は淡いお色ですが、数日間風通しをすると
独特の琥珀色に変化してゆきます。
柿渋染で濃いお色を得るためには、先ほどの過程を何回も繰り返し、
丁寧に染めることによってやっと奥深いお色が表現できる、
大変手間のかかる技法です。
この一手間かけた染が柿渋染の特徴である、
こっくりとして深い味わいを生みだしております。
奥深く、粋な洒落みを感じさせる枇杷茶色の紬地に
統一された色彩で、大きな十字絣のお柄が
大胆に染め上げられております。
厳選された素材、伝統に重んじる染め技法、そして卓抜されたデザイン性。
大人の贅沢なカジュアルにふさわしい秀作のお届けです。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 長谷川忠義について 】
1938年 京都に生まれる。
東京武蔵野美術大学中退
染色家として独自の色彩と技法を完成させ、全日本染織美術展にて
毎日新聞社賞、京都府主催工芸美術展をはじめ、さまざまな賞を受ける。
その後、各団体・組織展等 出展せずに、各地で個展発表。
インドネシア バリ島、中国、東南アジア、ギリシャ、スペイン他各地にて、
染織の研修を重ねる。
1978年 ホテルフジタ京都にて、個展開催。
1985年 染と綴で表現した「描織綴」を発表。(京都KBSホール)
1986年 身丈12メートルの世界一ジャンボ着物を神戸市の催しの
モニュメントとして製作、終了後、神戸市へ寄贈。
1992年 染と綴で表現した「画絲綴」を新たに発表。
1989年より毎年、東京及び札幌他にて、着物、帯、染絵額、屏風、
タペストリーや陶器等による「さくら」だけの個展を開催。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※カラー胴裏(蜜柑茶色)仕立て、衿裏は引き紐仕立てです。
パールトーン加工済
身丈(背より) | 155cm (適応身長160cm~150cm) (4尺0寸9分) |
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裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 50.5cm(1尺3寸3分) |
前巾 | 23cm(6寸1分) |
後巾 | 29cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、気軽なお食事、街歩きなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。