商品番号:1513472
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【 仕入れ担当 田渕より 】
なんと贅沢な作品でしょう…
人間国宝・児玉博氏彫刻の
重要無形文化財伊勢型紙を、染師・浅間信之氏が染め上げた
真綿紬のご紹介です。
児玉博氏といえばこの方、と言われている染め師さんですので、
まず間違いのない仕事のお品でございます。
まず見かけることのない希少な作品。
今後のご紹介もお約束出来ませんので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
ほっこり、ふうわり。
真綿糸のやわらかな風合いが心地よい紬地。
地色はこっくりとした濃紫色で、お柄には菊花が一面に染めだされました。
手仕事の良さ、素材の良さがを十二分にご実感頂けることでしょう。
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
その技の極致をご堪能くださいませ。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 児玉博 伊勢型紙について 】
明治42年、児玉博氏は、伊勢型紙の本場鈴鹿市白子に生まれました。
13歳の頃より父房吉について型紙彫刻、特に縞彫を修行、
房吉の死後は、伊藤宗三郎に師事いたしました。
平成4年1月1日に亡くなった児玉博氏。
残された型紙は、まさに児玉氏の歴史と魂。
伊勢型―
突き彫り、引き彫り(縞彫り)、道具彫り、錐彫り。
細密な表現ながら、機械では表現できない
『手しごと』故のまるみが感じられる、その表現。
昭和30年2月、伊勢型紙が持つ高度の技術に対して、六谷紀久男氏(錐彫り)、
児玉博氏(縞彫り)、南部芳松氏(突彫り)、中島秀吉(道具彫り)氏、
中村勇二郎(道具彫り)、城之口みゑ氏(糸入れ)の6名の方々が、
重要無形文化財(人間国宝)に指定されました。
伊勢型の彫り師は、渋紙(和紙に柿渋を塗っていぶし、強度を高めたもの)に、
求められた柄をあてて、その通りに小刀を走らせます。
お柄にもよりますが、小紋などは、数ミリのズレも許されないまさに職人芸。
一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、
その間、彫師はただひたすら、
「アテ場」と呼ばれる型彫専用の机で孤独な作業にとり組みます。
それでも、そこまでしても限りのある型の寿命。
染めを繰り返しますと、型はどうしても破損してしまいます。
一部でも破損すれば、永遠に同じものを製作することはできません。
その型が一つ減り二つ減り、今となっては希少価値も大変高くなっております。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:濃紫色
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
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裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35.5cm(9寸4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出かけ、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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