商品番号:1512127
(税込)
【仕入れ担当 中村より】
正統派の輝きを魅せる煌びやかな一条…
織り上げたのは、京の西陣において
卓越したその技術力、意匠力では確かな信頼を誇る老舗機屋ふくい。
【篠屋宗兵衛】の屋号でも広く知られております。
今回ご紹介のお品は令和の新しい時代に合わせて、
御印章のお柄を帯の意匠として、西陣の高度な紋意匠の手により念入りに図案化を図り、西陣名門の匠の技に委ねて丹念に織りあげた一条です。
細やかに手の届く織り意匠。
まずはじっくりとご覧頂きたく思います。
煌く重厚感ある織りの仕上がりに、あくまでも軽やかなその風合い。
大人の女性にふさわしい品格を一切損なうことなく、お締めになられる方のことを真剣に考えた織りの技術は、さすが名門ならではのものです。
【 お色柄 】
シックな深紫色の帯地をうめつくすばかりに、
織りなされましたローブ・デコルテの流水意匠。
その上には梓、浜茄子、五葉つつじのお柄が上品な色彩で織りなされております。
これだけの箔糸を用いながらも華美になりすぎず、
意匠の色彩と絶妙に調和しております。
上品な色調と古典の女性らしい題材で、おきもの姿に大人の女性としての華やぎと格調をしっかりと身に付けさせてくれる一本です。
古典の文様を、ここまでハイセンスな意匠へと昇華させているところは、
やはり名門 ふくいと納得せずにはいられません。慶びのお席の後姿に、必ずや高尚な品格と洗練された気品をあふれさせてくれることでしょう。
流行りすたりのある柄行きではございませんし、
長く重宝していただけることと思います。
訪問着、付下げ、色無地とのコーディネートで、末永くご愛用下さいませ。
老舗ならではの伝統技と巧みな意匠使いの美しさが際立つ逸品。
どうぞお見逃しのないよう、お値打ちにお求め下さい!!
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸繊維除く)
長さ約4.35m(御仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.295 ふくい謹製
耳の縫製:袋縫い
お柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせるお着物 留袖 訪問着、付け下げ、色無地など
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