商品番号:1511984
(税込)
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【 仕入れ担当 竹中より 】
爪掻本綴、織りの最高峰―。
爪掻で1色ずつ、少しずつ織り上げられてゆく帯。
緻密かつ繊細な作業、織り手の物づくりへのこだわりによって生まれる逸品。
爪掻本綴の織リ手さんは、常に指の爪先にヤスリをあて、
ノコギリの歯のような凹凸を刻んでおきます。文様を織る際、
図案を経糸の下に挿し込んで経糸を透かして見ながら、
経糸を杼ですくい、緯糸を越して織り込んでいきます。
そしてノコギリの歯のように刻んだその爪で、緯糸を1本1本掻き寄せ、
織手の感性により織り込んでいき、筋立てという櫛で織り固めます。
織機が自動的にその列に入る経糸をひきあげてくれるのではなく、
1色ずつ丁寧に下絵を見ながら織り込んでゆく作業になります。
また、経糸を覆うように織り上げられるため、裏表同じ柄となり、
長年の使用で汚れた時などは裏を整理してお仕立て直すことも出来ます。
今回ご紹介のお品はその技術にて織りあげられた八寸帯。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
締め跡やたたみジワがございます。
結んだ際に気になるような汚れはございません。
プレスをしてお届けいたします。
たれ先裏に 僭主様のお名前が織り込まれています。
結んだときには隠れるところでございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
玉蜀黍色に金糸を織りこまれた砂子織に
お太鼓には巫女や稚児が頭につける装飾 天冠を
施しました。
シンプルな中にも存在感のある意匠で華やぎがあります。
一重太鼓でフォーマルにのぞめるのは本綴の八寸帯だけですので、
訪問着から締めていただくことができます。
着物通の方に、ぜひご活用いただきたい素敵な帯です。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます!
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹:100%(金属糸風繊維のぞく)
長さ:約3.75m
西陣・小川英謹製
保証証付き
※腹の御柄付は片腹です(一方向のみにお柄があります)。
★保証証が付属した、まちがいなきお品!
西陣【 小川英 】の爪織本綴八寸帯でございます!
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、入卒・七五三おつきそい、お茶席、お稽古、
芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、小紋、お召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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