商品番号:1506966
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
帯上に揺蕩う、悠久の美。
残念ながら証紙等は残っておりませんが
年々どんどん希少になりつつある「西陣の手織り爪掻き本綴れ」
を手掛けるあの有名機屋の作品かと存じます。
このような作品との出会いも一期一会。
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
通常の綴れのバシっとした硬く締めにくいイメージを覆す、
なんとも柔らかで淑やかなつづれ地。
美しく金糸が艶めくその地は気品を感じさせる赤香色。
帯地全体がほのかに光を捉えるかのような、神々しい面持ちがございます。
お太鼓には金銀の箔糸と優彩のお色味を用いて、
霞に唐草を込めた色紙文様を織り上げました。
格調がありながらも、いつ見ても飽きることのない…
きっと長く続く良きお品というのは、
こういったいつの時代も愛されるお品なのでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 手織綴れについて 】
経糸(たていと)を緯糸(よこいと)で包み込みながら織り上げる綴れ技法。
縦糸の下に置いた実物大の下絵にしたがって、
一色づつ投げ杼で緯糸を通し、他の部分の緯糸を別々に織り出しますので、
「はつり孔」という小さな隙間ができます。
キュッと帯を軽く引っ張るとはつり孔ができるものは手織り綴れです。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.45m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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