商品番号:1506614
(税込)
かの安次郎氏の銘で織り上げられた、
本当に稀少な手織り唐織袋帯のご紹介です。
【仕入れ担当 吉岡より】
繊細で艷やかな織の風合いと、格調高い古典の意匠美に惹かれ
仕入れて参りました!
「山口安次郎」謹織の唐織は、
安次郎の精神に基づく本物の技術を継承しています。
その技法は日本糸から生まれた生糸そのままの経糸と
複雑な織組織からできる世界一豪華な本当の唐織です。
安次郎翁の織への情熱が、そのまま表現されたような力強さに溢れています。
最高の素地と最高の技が組み合わされ、豊かな表情のすばらしいおひとつ…
色留袖から訪問着、付下げ、色無地などとのコーディネートでご活用下さいませ。
伝統の技と匠のこころを間近で感じて頂きたく存じ上げます。
お目に留まりましたらお手元にてコレクションの一つにお加えいただければ幸いです。
どうぞこの機会をお見逃しのないようにお願いいたします。
【色・柄】
帯地は、大変キメ細やかな錦織地。
清雅な白色を基調として、「雪輪菊椿水仙文」の草花模様が織り成されました。
背景には一面に花菱模様を詰め込んで、
雪輪とともに菊や椿、水仙の花模様が
多彩な絹糸でふっくらと表現されております。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【山口安次郎氏について】
50歳を過ぎてから能装束の復元や新作に力を注ぎ、国の「現代の名工」に選ばれ、
81歳のときには来日したチャールズ皇太子・ダイアナ妃夫妻の前で機織りを実演。
2009年の秋、105歳を祝う能装束展は京都・相国寺承天閣美術館にて開催されました。
そして2010年2月105歳の実り多き人生に終止符を打たれました。
織物の町、西陣。
この町が世界に誇る山口伊太郎翁、山口安次郎翁。
究極の表現技術を用い、織物による源氏物語の再現を目指す兄。
自ら製織し、能装束百両を完成した弟。
それらはフランス・ギメ東洋美術館、英国・V&A美術館等をはじめとして
世界各地の美術館に収蔵されています。
一世紀の時を越えて、兄弟の偉業は西陣の伝説になりつつあります。
【唐織について】
唐織は、京都の西陣を代表する伝統的な絹織物で、
江戸時代の極めて装飾性の高い美術織物がその源流です。
装飾目的としては、舞楽の装束や神社の戸帳・神輿の飾裂などに用いられました。
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)から成る地組織に、
文様を織り出すための緯糸(絵緯=えぬき)で、文様を浮かせて織り込んでございます。
現在でも、能装束といえば唐織。
風合い豊かな高級帯として、その歴史は脈々と受け継がれております。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 長さ約4.35m(お仕立て上がり)
山口織物謹製(山口安次郎氏監修)
◇六通柄
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン ご結婚式、パーティー、お付き添い、式典など。
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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