商品番号:1505045
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
伊勢型―
突き彫り、引き彫り(縞彫り)、道具彫り、錐彫り。
細密な表現ながら、機械では表現できない
『てしごと』故のまるみが感じられる、その表現。
昭和30年2月、伊勢型紙が持つ高度の技術に対して、六谷紀久男氏(錐彫り)、
児玉博氏(縞彫り)、南部芳松氏(突彫り)、中島秀吉(道具彫り)氏、
中村勇二郎(道具彫り)、城之口みゑ氏(糸入れ)の6名の方々が重要無形文化財
(人間国宝)に指定されました。
今回ご紹介させて頂きますのは、
『中島秀吉氏彫刻型』、その名匠の魂が込められた型より、
染め上がってまいりました江戸小紋、
「本物の」江戸小紋で御座います。
滅多にご紹介は叶いませんのでお見逃しなくお願い致します。
【色・柄】
「丁」の字のを込めた意匠。
一見シンプルで簡単な意匠に見えますが、シンプルだからこそ至難の業。
少しでも乱れがあれば目立ち、意匠の味わいを損ねてしまう、その緊張感が
ひしひしと伝わって参ります。
ご年齢を問わない、知的な緑色の濃淡で柄を表した一枚。
日本の文化と伝統を愛する方にこそお召しいただきたい芸術品です。
後世に伝えたい思い、後世に残したいその業。
お手元でご愛用頂ける一品となりましたら幸いです!
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 中島秀吉について 】
明治16年生まれの中島秀吉氏は、
1893年より、から津の豊田喜蔵について
伊勢型紙道具彫を修業、大阪でも研鑽を積んで、
1916年、郷里の三重県
鈴鹿にかえり、工房をかまえ独立されました。
突彫道具で紋を抜いていく『道具彫』の技法で、端正な型紙を制作。
また、型紙を彫る刃物制作にも通じておられたようで、1955年に
『伊勢(いせ)型紙道具彫』保持者として人間国宝に指定されました。
【 中島秀吉・プロフィール 】
生年明治16(1883)年9月4日
没年昭和43(1968)年2月2日
出生地三重県津市
学歴〔年〕小学校卒
主な受賞名〔年〕黄綬褒章〔昭和36年〕
経歴明治26年から津市栗真町の豊田喜蔵に師事、伊勢型紙道具彫を7年間修業。
41年から大阪の田村駒商店、伊藤万商店で8年間、型紙彫刻に従事。
大正5年から三重県鈴鹿市寺家町で独立自営した。
昭和30年仲間5人と一緒に人間国宝に認定される。
作品に「桜互の目紋」など。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:海緑色(無地)
「丸に揚羽蝶」の縫い一つ紋が入っています。
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.2cm(8寸0分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶会、音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、お稽古など
一つ紋を入れてパーティー、レセプションなどにも
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています