【松井青々】 京手挿し友禅訪問着 叩き染 ≪御仕立て上がり・中古品≫ 「道長取吉祥御所車紋」 品良い古典のデザイン 身丈151.5 裄62.5

商品番号:1500701

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【 仕入れ担当 岡田より 】

京友禅の巨匠【 松井青々 】氏による、
古典のデザインの特選訪問着のご紹介です。

松井青々氏の作品らしい叩き染地をベースにした
上品な彩りのお品でご結婚式、式典へのご参列、
パーティー、観劇などのシーンに上品な装いを
お楽しみいただける事でしょう。


【 お色柄 】
やや畝のあるシボ感の縮緬地をシックな鼠色に染め上げ、
叩き染による一面の吹雪に、手挿し友禅、金彩加工、
金駒刺繍を併用し、御所車に花などをそえた道長取のお柄が
あしらわれております。


【 商品の状態 】
着用済みのお品として仕入れてまいりました。
うっすらと着用シワ、たたみジワがございます。
また、あまり目立ちませんが右袖背部にうっすらと
画像のようなシミがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)

リユース品ならではのお値打ち価格でお届けいたしますので、
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。



【 叩き染について 】
蝋を刷毛先に含ませ、用意した棒に刷毛を
叩きつける事で飛沫く蝋で防染を行い、
吹雪を白く染め残す染色技法。

近年では機械で蝋を吹き付け、まんべんなく
絹布に蝋を散らす方法もある。


【 松井青々について 】
京友禅の代表的作家

青々の名はマツヰ染繍株式会社発足の1963年に
松の井の水とともに、松の緑がいつまでも
青々と生き生きしているよう、作風も
そうある事を祈念しつけられた。

タタキ染の地色に松竹梅や菊などの柄に
金彩を施した豪華かつ優美な作風が特徴で
作品の素晴らしさ、人気から一世を風靡し、
青々調と呼ばれる模造品も出回る事態となった。

■初代 松井青々(本名:新太郎)
1904年 松井元治郎の長男として京都に生まれる
1914年 日本画家・今尾景年門下/小倉吉三郎師に入門し
    京友禅の技術一切を習得
1927年 日本画家・三宅鳳白師につき日本画を研究
1930年 染織総合デザイナーとして独立
    染織展覧会において通商産業大臣賞、
    京都府知事賞など多数受賞
1950年 京都染織美術協会会員となる
1989年 長男・祥太郎に「青々」を譲る
1991年 12月24日逝去

■二代目 松井青々(本名:祥太郎)
1932年 松井新太郎の長男として京都に生まれる
1945年 京都市立美術工芸学校(現銅駝美高)日本画科入学。
    入江波光・猪原大華・勝田哲等に師事
1950年 この時期までに校友会展を中心に「牡丹」
    「牡丹図」「大鷲」「糺の森」「清水寺」「ダリア」
    「山茶花」などを制作
1951年 京都市立美術大学(現市立芸大)日本画家入学
    榊原紫峰・小野竹喬・徳岡神泉・上村松篁等に師事
1954年 上村松篁・山本岳人・吉岡堅二等の主催する
    新制作協会(現創画会)に初出品、初入選する
1955年 美大作品展に卒業制作「街」を出品受賞、買上げとなる
    新制作春季展「岩礁」出品受賞
    京展「岩礁」出品受賞
    新制作秋季展「岩礁」出品受賞
    この頃より父の下で京友禅の習得を始める
1956年 新制作春季展「村」出品受賞
    朝日新聞社主催朝日新人展に「村」を招待出品
1957年 朝日新聞社主催京都美術懇話会会員に推挙される
    第10回懇話会展に「島」を出品
1958年 土井撰美堂主催九名会に「段丘」を出品
    第11回懇話会展に「作品A」を出品
1989年 京友禅の技術一切を習得
    父新太郎より「青々」を襲名する
1992年 京都文化博物館に於いて
   「初代・青々によせてーーー松井青々作品展」開催

■三代目 松井青々(本名:淳太郎)
1967年 初代青々(本名:新太郎)の孫、
    二代目青々(本名:祥太郎)の甥として生まれる

京都市芸術大学に入学、日本画科を専攻上村淳之先生等に学ぶ。
卒業後、二代目の下で京友禅を修得、二代目青々が傘寿を
迎えるにあたり三代目「青々」を襲名した。


【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品

京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。

「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。

明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。

量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。

- 素材

表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆紋:抜き紋1つ『陰蔦』
※パールトーン加工済のタグが縫い付けられております。

 

- サイズ

身丈(背より)151.5cm (適応身長156.5cm~146.5cm)
(4尺0寸0分)
裄丈62.5cm(1尺6寸5分)
袖巾32cm(0尺8寸4分)
袖丈48.5cm(1尺2寸8分)
前巾25cm(6寸6分)
後巾30cm(7寸9分)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 30代~
(※特に制限はございません、あくまでおすすめのご着用年齢でございます)

◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、観劇 など

◆あわせる帯 袋帯、フォーマル向けのデザインの綴れの名古屋帯 など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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