商品番号:1498892
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
まっすぐな心意気で…
上質なものだけを着実に生み出す塩沢御召。
ベーシックであり、オーソドックス。
ですが、だからこそ、
糸質へのこだわりや、一反一反に込められた想いが一層深く伝わってくるもの。
終生のお供としていただきたい、定番の本塩沢をご紹介いたします。
寸法合う方はお値打ちな機会をどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
本塩沢と言えば…
何よりもまず、このシャリ感。
緯糸(よこいと)に強く撚りをかけた糸を織り込み、
さらにそれをひとつひとつ手作業にて湯もみにすることによって、
サラリとした着心地とシワになりにくい地風が実現されます。
穏やかな洗柿色の地には
丁寧な手作業にて丹精込めて合わせていくことで、
一面に、細かな十字絣が尽くされてございます。
基本のお柄でありながら、亀甲よりも洗練されたムードが感じられる十字絣。
さっぱりとした粋味は目にも肌にも心地良く、
帯合わせ次第にて、様々な着こなしを期待させてくれます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:柿色
身丈(背より) | 150cm (適応身長155cm~145cm) (3尺9寸6分) |
---|---|
裄丈 | 62.5cm(1尺6寸5分) |
袖巾 | 31.5cm(0尺8寸3分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23cm(6寸1分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈63.5cm(1尺6寸8分) 袖巾32.5cm(8寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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