商品番号:1498074
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
穏やかな琉球の光に照らされて…
珍しきよきお色味の南風原花織を仕入れてまいりました。
南風原花織ならではの複雑に織合わされた花が細やかに散りばめられ、
ほんのりと照り返すさまがなんともあたたかな魅力を引き出します。
美しき花織の世界をぜひお手元にてご堪能いただきたく存じます。
【 お色柄 】
ほんの少しの節くれ感が心地よい、やわらかな紬地。
やわらかな赤香のお色味に染めなし、
うっすらと縞模様を白藤色の2本線で囲むことで表しました。
その上に細やかに少しの光沢感のある花織をちりばめました。
お写真で伝わりますでしょうか…
白藤色の経縞で囲われた部分は少し色味が暗くなっているように見えますが、
実は同色でございます。
お色味の特徴を最大限に活用した、よきお品と存じます。
お手元でご覧いただければ、一層その精緻な美しさをご堪能いただけます。
織りのおきものファンの方みなさまにおかれましては、
どうぞお見逃しなきよう、お願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 南風原花織について 】
黄金南風の平和郷、南風原(はえばる)。
首里王府の直轄地として、また南部地域の交通の要所として発展してきました。
中国との交易でこの地に絣文化がもたらされたのは、今から600年も前のこと。
以来南風原は琉球絣の産地として栄え…
琉球絣のみならず、日本の絣の発祥地とも言われております。
シャーラ、トントン。
家々から聴こえてくる機織りの音。
眼下にさとうきび畑や赤瓦の家並みが広がり、
敷き詰められているのは、花織特有の美しい浮織で表現された意匠。
家並みの中を縫うスージグァー(狭い路地)は、網の目のように広がって…
心が奥底から開放される優しい情景の中、南風原の花織は生み出されます。
どんなにもつれた糸でも解きほぐす位の忍耐と辛抱強さ。
花織の織り手さんには、心の強さがございます。
沖縄人の強くあたたかな精神とともに…
美しいく花開いた布を、豊かな心で楽しみたく思います。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:柿色
身丈(背より) | 156cm (適応身長161cm~151cm) (4尺1寸2分) |
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裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈74.5cm(1尺9寸7分) 袖巾38cm(1尺0寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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