商品番号:1495157
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
豊かな自然、おおらかなひとのこころ。
南国の色彩、印象に残る力強さを秘めたその風情…
琉球王朝時代より、その伝統の技が引き継がれてきた紅型の中でも
直接布地に模様を描く「筒描」の逸品。
陰影のつけられた藍の濃淡に、風雅な世界観が美しい、
特選の九寸名古屋帯をご紹介いたします。
脈々と受け継がれる琉球の魂を…
是非ともお手元でご実感いただければ、と願ってやみません。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
今回染め上げられた素材は、しなやかな宗薫緞子地。
宗薫緞子(そうくんどんす)とは名物裂の一つで、
七宝つなぎの中に梅、宝尽くしを配したものです。
その地を美しい縹色に染め、
お柄には波に山、桜、鳥などが描かれました。
意匠の「かたち」、そしてその「色彩」、繊細さ。
色彩を重ねる事で鮮やかさが際立ち、華やかさを増して、
心惹きつけてやまない魅力が感じられる仕上がりとなっております。
琉球の深い伝統に思いを馳せながら…
色褪せることない琉球の心を、どうぞ存分にご堪能ください。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 琉球紅型について 】
紅型は、丁寧にひとつひとつ細かな型を彫り、
白生地に糊置きをし、顔料を用いて色を挿していきます。
そのあとに、筆で色を挿して、刷毛でこすってぼかし染めのようにし、
水で糊を洗い流します。
各工程に何人もの職人さんが携わり、力を注いで丹精込めて仕上げていきます。
紅型は顔料と染料を用います。
顔料には朱、石黄、洋紅、藍蝋、群青、胡粉、墨など。
無機顔料や有機顔料があり、染料には琉球藍、フクギ、蘇芳、
ウコン、楊梅、綿腑脂などの植物染料が用いられます。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約3.7m
六通柄
製作者:山内正子
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、気軽なお食事、お稽古、行楽など
◆あわせる着物 色無地、小紋、紬など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています