【作家もの】 特選手絞り染訪問着 カチン染 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「露芝辻ヶ花」 さりげない絞り染の風合いと粋な配色… 身丈157　裄66

【仕入れ担当　吉岡より】
サラリとした凹凸のある絹地に絞り染とカチン染を併用して
粋な配色のお柄を染めた訪問着のご紹介です。

落ち着いた彩りで、一片の趣味性を添えて装うシーンに
個性的な装いをお楽しみ頂けることでしょう。


【色・柄】
一面にあられのような地紋を浮かべた絹地を
穏やかな灰緑色をベースに染めて…
白く浮かぶ絞り染めを背景に加え
カチン染による「露芝辻ヶ花」の模様がスッキリと表現されております。

しなやかな絹地の素材感に、キリッと粋なカチン染の墨黒が
印象的に浮かび上がる仕上がりのお品でございます。


【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。


【カチン染について】
「かちん」とは「墨」のこと。
墨を用いた線描き技法で桃山時代に確率したとされる。
木賊を何本か束ねて焼き、炭にしたものを
カチン棒と言い、カチン棒を水に溶いた染料で
染めた物が本来のカチン染である。
現在は木賊を用いた原料の製作技法が途絶えた為、
代替品として墨が用いられている。
筆で手描きをするカチン描き（訪問着や染帯が主流）と
型紙を用いて刷毛ですり染めを行うカチン刷り
（小紋などに多い）がある。

中世にはカチンと言う響きに縁起の良さを感じ
多くの戦国武将達がカチンの着物を勝負服として
愛用したと言われている。
残念ながら江戸時代中期に友禅染が誕生すると
段々と衰退した。

バイヤー
吉岡 駿

090-4643-7630

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