商品番号:1489503
(税込)
新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
【仕入れ担当 吉岡より】
はっと目を惹くこの風格…
ぜひお手にとってご覧いただきたいお品が入荷いたしました!
一糸入魂のこだわりの物創りをされている西陣の織元・松屋加藤さんの作品。
現在でも一人でコツコツとものづくりをされている
通のみぞ知る小機屋さんでございます。
中でも、手仕事に特にこだわった
「手工芸 那由多」シリーズの作品が入荷致しました!
もちろんのこと、大量生産されているものではない、
また量産したくてもできない、手織りならではの手間暇掛けられた工藝帯でございます。
数が無いものですから、通常広く流通するようなお品でもございません。
合わせていただくお着物は、訪問着や付下げ、色無地、小紋など
そっと趣味性を添える装いにお薦めです。
なかなかご紹介の機会のない希少なお品。
この機会にぜひご検討くださいますよう、お願いいたします。
【色・柄】
紗綾織(しゃあやおり)という松屋加藤独自の卓越した織製の帯地。
夏帯に用いられる紗の技法を応用し、重厚な面持ちでありながら軽やかに、
それでいて風格ある佇まいが演出されております。
シャリ感のある手触りの帯地に一面に箔糸を織り込み、
見た目の重厚感とは裏腹に軽い風合いの織り上がり。
意匠には、「蜀江の錦」と銘打たれた古典装飾模様が織り成されました。
金銀、黒の濃淡を巧みに使い分け、
古典の雰囲気だけではなくモダンな感性を感じさせる、
センスの良い一条に仕上がっております。
箔糸を多用しておりながら、決して華美すぎることなく
グッと落ち着いた、鈍く重厚な佇まい。
織にこだわり…糸にこだわり…。
小機屋さんだからこそできる、細部にまでこだわり抜いた上質な一条。
末永くお締めいただける確かなお品でございます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く
西陣織工業組合証紙No.2436 松屋加藤謹製
長さ約4.4m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、レセプション、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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