【仕入担当 竹中より】
美術品の域に達した幻の作品をご紹介いたします。
重要無形文化財保持者(人間国宝)、小宮康孝氏。
中でも珍しい型を使用して染め上げられた逸品。
同じく人間国宝であられた父・小宮康助氏のもとで厳しい修行に励み、
和紙製作者、型紙技術者の協力を得て古資料を研究、伝統的な小紋型を復興。
昭和53年には父についで重要無形文化財「江戸小紋」の保持者に認定、
昭和60年東京都文化賞、63年紫綬褒章。
素晴らしき江戸小紋でございます。
出会いの一枚を、どうかお見逃しなくお願いいたします。
【商品の状態】
リサイクル中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【お色柄】
「型紙を滅ぼしちゃいけない。それが江戸小紋の基本で、根本。」
伝統を受け継ぐということは、古くからの伝統をかたくなに守るだけではなく、”今この世界で”型紙が存在するためにはどうすればいいかと考えること。
古きを知り、今にこだわる。
それが未来への動きとなる。作品を作り続け、江戸小紋に関わる多くの技術を守ることでを使命とされている、
小宮家ならではの創造性豊かな江戸小紋はいつの世も変わりなく普遍の人気を誇ります。
2018年7月にはご子息の小宮康正さんが人間国宝にもなられました。
同じ分野で三代連続の人間国宝認定は初だそうです。
小宮康孝氏のお品は日本橋三越本店・高島屋日本橋店さんなど、
決まったルートでだけ販売されておりました逸品。
しなやかなちりめん地をに浅縹色に染め上げ極みの緻密な般若と烏帽子の意匠を表現いたしました。
洗練された仕上がりでございます。さすがは人間国宝の技。
後世に伝えたい思い、後世に残したいその業。
お手元でご愛用頂ける一品となりましたら幸いです。
どうかお見逃しなくお願いいたします。
【 小宮 康孝 受賞歴 】
大正14年台東区浅草生まれ
重要無形文化財保持者(人間国宝)
第一回東京都文化賞受賞
紫綬褒章受章
葛飾区伝統工芸士
勲四等旭日小綬章受章
名誉都民
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※別誂え八掛付き
身丈(背より) | 162.1cm (適応身長167.1cm~157.1cm) (4尺2寸8分) |
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裄丈 | 65.2cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33.7cm(0尺8寸9分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 22.8cm(6寸0分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.2cm(1尺8寸0分) 袖巾35.2cm(9寸3分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティ、音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸帯、八寸帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。