唐組 春秋
唐組は飛鳥時代より日本に残る組方の一種です。
高貴な人にしか使用することえを許されなかった時代もあり、優美な気品の高い組紐です。
道明の名物柄の一つである「春秋」は豪華で格調のある帯締めです。
相対する二系統の色をそれぞれ六色の暈繝にまとめ、金糸をあしらい重厚さを出しています。
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有職組紐・道明
お着物好きの方なら一度は耳にした事がある、紐の有名ブランド。
創業以来370年、素晴らしい逸品の数々を世に送り出し
伝統を受け継ぐ東京の老舗としてお着物雑誌などで紹介されるお店です。
「ひも」の美を追求することによって「ひも」の美を創造する。
寺社仏閣に関わる組紐の復元をされているため、道明さんの組紐にはそれに因んだ名前がついているものが多く、
有名なところでは「厳島組」や「中尊寺組」、「知恩院」など…
その寺社仏閣に残っている組紐を研究し現代に蘇らせた紐もございます。
いずれも並々ならぬ紐への見識と情熱によって蘇ったものばかり。
紐への深いこだわりを秘めた、道明の帯締め
ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
【 有職組紐 道明について 】
1652年(承応元年)創業
組紐づくりを生業とする老舗組紐処
江戸時代初期に上野池之端で糸商として創業。
江戸期には糸商として刀の下緒、柄糸などを
主に取り扱っていたが、明治維新後は帯締の専門店となり、
機械による量産という時代の流れに乗ることなく現在も
自社職人による手染め・手組みですべての組紐を製作、
職人的手仕事を守り続けている。
後進の職人の育成にも余念がなく、正倉院や
各地の古社寺が所蔵する組紐の歴史的名品の
調査研究と復元模造に取り組み、失われていた
多くの技術を解明。
日本の伝統色を基にした約180種類の「道明の色」とも呼べる
色彩の糸と、数十種類に及ぶ組み方の組み合わせで
バリエーション豊かな組紐の作品を展開している。
素材/絹100%(金属糸使用)
長さ/約145cm(房含まず) 幅/約1.4cm
切り房
◆季節 問いません
◆用途 礼装