ご存知染織の匠”柳崇(やなぎ そう)氏"の手により織り上げられたお品。
民藝運動の父である柳宗悦より受け継ぎそして継承するまさに用の美を体現した織物の傑作。
原料である絹から糸作り、染色・織に至る全てにおいてこだわり。
シンプルさの中に気品漂う極上の織物に仕上がっています。
崇氏の作品は、その希少性の高さゆえに滅多に目にすることが
出来ず入手困難な人気、なんとかお願いにお願いを重ねて極上の一条を入荷いたしました。
ぜひともこの傑作をお手元でご堪能くださいませ!
柳崇氏、
その工房には機が3台、ご自身と奥様そしてお弟子さんの三名で制作されている本当に小さな工房。
生涯現役で良いものを常に追い求めて、糸作りからご自身で行われております。
大自然をそのまま写し取ったかのように、決して柄に逃げる事をせずに自然そのものを氏の感性で織り上げた作品には心が宿り、
それが化学染料や動力機を使用した織物とは比べ物にならないほどの力強い印象を醸し出すのでしょう。
父である柳宗悦氏の自由な感性。
そして生まれたときから工芸に触れていた経験がこのような素晴らしい作品を生み出すのでしょう。
手触り滑らかに、本当に軽やか。
ご自身で選ばれた群馬県で養蚕された繭(ぐんま200)を使用し、
軽やかかつ上質な光沢感を持つ上質な絹。
「生引き(なまびき)」と呼ばれる、
生きたままの状態でお蚕さんより繊維を引き出し、柳崇さん自身が撚りを掛けて精錬し、実際に織り上げる糸に仕上げられます。
絹本来の艶が心地い良く、スッキリと織りなされたその表情・・・
毎日お着物に触れている私でも思わずうっとりとしてしまいます。
まさに用の美と言わんばかりに深緑や辛子、茶色の草木染めの美しい発色の横段に光沢感の美しい白の緯糸。
シンプルだからこそ誤魔化しがきかない技術を要し、
手織りの技とセンスに思わず見惚れてしまいます。
シンプルなデザインと色合いは、様々な色柄の織の着物から染の着物まで幅広くコーディネートしてお楽しみいただけます。
ファンの方は勿論、今回初めて柳崇さんの作品を目にするかたにとっても宝物のような一点になるに違いありません。
決して量販されるお品ではございませんので、ぜひこの機会をお見逃し無きようにお願いいたします。
絹100%(純国産高級シルク ぐんま200使用)
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯
全通柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせるお着物 小紋、織のお着物など
★名古屋仕立て(税込8,250円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込11,550円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込11,550円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。