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着物で車の乗り降りをする際に気を付けるべきことは?振袖モデルにてご紹介!

着物で車の乗り降りをする際に気を付けるべきことは? 振袖モデルにてご紹介!

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着物姿で車に乗る時は、思ったように動けなかったり、袖を引き摺りそうになったり……洋服の時との違いに戸惑うもの。気を付けるべきポイントを写真付きでわかりやすく解説します。動画でおさらいして、美しい立ち居振る舞いを目指しましょう。

着物で車の乗り降りをするのはコツがいる?

着物、帯、帯〆、帯あげ、バッグ、ぞうり、髪飾りすべて/京都きもの市場

いざ着物で乗車しようとすると、洋服のときと勝手が違うことに気づくことと思います。

まず足が開かないこと、また帯があることや髪も結っている場合が多い場合など、気を付けるべきポイントがたくさん。

でも、一度マスターしてしまえば難しいことはありません。

1. 注意すべきポイントはここ

着物で車の乗り降りをする際に気を付けるポイント1:時間に余裕をもって落ち着いた乗り降りをしましょう

ポイント1:時間に余裕をもって落ち着いた乗り降りを

あわてて乗り降りすると、脚が開いたり、頭をぶつけたりして着崩れの原因になります。まずは落ち着いて、時間に余裕をもつことが大切です。

頭や袖、裾、帯など、普段と違う部分に気を配るようにしましょう。

2. 持っている荷物はどうする?

着物で車の乗り降りをする際に気を付けるポイント2:バッグは先に座席へ置きます

ポイント2:バッグは先に座席へ

バッグなどの手荷物は、先に車の中に入れ、座席の上に置いておきます

両手を空けることで、袖や裾を持ち、汚れや着崩れに気を付けながら車に乗ることができます。

3. 裾に気を付けてお尻から車に乗り込みます

着物で車の乗り降りをする際に気を付けるポイント3:シートに軽く腰掛けてから足をひきあげます

ポイント3:シートに軽く腰掛けてから足をひきあげる

車の外側に体を向け、シートの端に軽く腰掛けます

両足を揃えたら、くるりと体を回転させながら、脚を引き上げるようにして車内に足を入れ、前を向きます。

その時に、頭をぶつけないように注意します。 

4. 振袖のときは袖にも気をつけて

着物で車の乗り降りをする際に気を付けるポイント4:振袖の袖は重ねて一緒に持ち上げるように

ポイント4:振袖の袖は重ねて一緒に持ち上げる

車は意外と汚れているもの。

振袖の袖は重ねて持ち、裾と一緒に持ち上げるようにして車に乗り込むと安心です。

5. 帯に気を付けて浅く座ります

着物で車の乗り降りをする際に気を付けるポイント5:帯をつぶさないよう浅く腰掛けます

ポイント5:帯をつぶさないよう浅く腰掛ける

背もたれに寄りかかるように深く座ると、帯がつぶれてしまいます。特に振袖のときはボリュームのある結び方になっていることが多いので、つぶれないように浅く腰掛けます

前に手すりがある場合は、持つと安定します。

6. 降りるときもお尻を回転させて両足から

着物で車の乗り降りをする際に気を付けるポイント6:両足を先に地面へつけてから降りましょう

ポイント6:両足を先に地面へつけてから降りる

車から降りるときも、乗り込んだときと同様にお尻を回転させて(片足ではなく)両足を路面につけてから降りるようにします。

振袖の場合は袖をまとめて持ち、汚れないように気を付けながら降車します。最後に、座席に置いてあった荷物を取り出します。

まとめ

まずは慌てず、ポイントは何より、お尻から車に乗り込むこと。文章にすると難しそうですが、実際に動画を見れば納得です。

文章/本田リサ
撮影/セドリック・ディラドリアン
ヘア&メイク/高橋亜季(アンベリール)
着付け/奥泉智恵
モデル/星南のぞみ

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