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Go ! Green tea Girl  今日もティータイムの悦びを「うきうきもの」vol.5

Go ! Green tea Girl 今日もティータイムの悦びを「うきうきもの」vol.5

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着物姿の美人画を得意とするイラストレーター・辻ヒロミさん。提案するのは、季節にリンクさせた概念コーデです。5月のテーマは、八十八夜から連想した「新茶」。日々の暮らしに緑茶が欠かせないという彼女の描くコーディネートを参考に、初夏をうきうき過ごしてみては?

2025.04.05

まなぶ

sakura chill その散り際こそ、優美「うきうきもの」vol.4

多彩な緑あふれる、初夏の日々に

清く、淡し、黄浅緑。
渋みと甘みを併せもち
安らぎのひとときをもたらす。

柔く、優し、鶸萌葱。
包み込むかのごとき香で
束の間の穏やかさが充ちる。

後味すっきりと爽やかな
お茶のような、ひとになりたい。

「Go ! Green tea Girl」

私は緑茶が大好きです。

すっきりしたい時も、落ち着きたい時も。美味しくご飯を食べたいときや、風邪予防のお守りにも。緑茶は常に私の生活と共にあり、欠かせないものです。

2025年の八十八夜は、5月1日。この日に摘んだお茶は新茶・一番茶と呼ばれる。飲めば無病息災・長寿が叶うといわれる縁起もの

緑茶や抹茶の色を見るのも好きです。

鮮やかでありながら柔らかい緑たちは、目も心もリフレッシュさせてくれます。

新茶が出回るこの季節、今回はそんなお茶Love!の気持ちと、近年世界にも広がっている日本茶の魅力をコーディネートに取り入れてみました。

たとえばこんな、ティーアイテム

夏結城紬着尺「深緑」
濃茶のような緑のグラデーションが美しい夏の結城紬は、深緑の季節にもってこい。節感を残しつつも光を通す涼感あふれる地風が魅力。しなやかで軽やかな仕上がりで、単衣から盛夏にかけて楽しめる。

【東レシルック】小紋「麻の葉(薄緑色)」
カジュアルな洗える小紋と半巾帯のセット。抹茶を思わせる薄緑色は清涼感があり、シンプルな白の麻の葉意匠が爽やかさを演出するため、お好みの帯を目立たせるコーディネートがおすすめ。

【杉山織物】小千谷ちぢみ「無地・若緑色」
夏の定番と言える小千谷ちぢみは、放熱効果と吸水性をもつ本麻はとにかく快適な上に、自宅での手入れOK!素足で下駄+半巾帯だとカジュアルに、足袋+八寸なら上品に。着回しにも重宝する。

【紐の渡敬】平源氏組レース帯締め「二色突甲(月白×緑)」
平源氏組とレースを組み合わせた夏物の帯締め。バランスの良い組み上がりで、適度なハリとコシで締めやすい。風薫る初夏から盛夏まで、色無地・小紋・織と合わせて洒落たコーデが愉しめる。

【渡敬】洋角組片手かすり帯締め(浅緑)&【和小物さくら】楊柳地帯揚げ「三色段ぼかし」
片かすりの良質な洋角組は、バニラと抹茶のアイスをイメージさせる色合い。セットの帯揚げは撫子・抹茶・卵色の3カラーが調和の取れた色合わせで、美しいぼかしがセンスアップしてくれる。

唐織紋意匠重ね衿「菱格子菊桐文様」
Web限定の伊達衿。古典的な菱格子菊桐文様が立体的に浮かび上がり、落ち着いた抹茶色ながらも衿元を豪華な印象に仕上げてくれる。3つのピンが付属しているため、縫い付けの手間要らず。

創作八寸名古屋帯「茶の湯」
茶室と、梅や菊柄の茶碗に、茶杓が描かれ、お茶席はもちろん、和のお稽古や観劇などで粋を表現できる値打ちもの。気軽な日常使いからきちんとした場へ出向く装いまで、幅広く重宝する一条。

【川島草苑】型絵染紗紬九寸名古屋帯「お茶道具」
型絵染の彩りで趣味性ゆたかに仕上げられた夏帯。ざっくりとした節に味わいのある紗紬の地はまろみある淡黄色で、古典的な風合いの茶道具柄。散らされた青もみじが涼やかさを届けてくれる。

九寸名古屋帯「コーヒータイム」
落ち着きのある黒を基調に、織り成すのはカップ&ソーサー、スプーンに、角砂糖。センスと遊び心が詰まったポップな洒落帯。お出かけのコーディネートのアクセントになること間違いなし!

2022.05.24

まなぶ

草木の萌え出る皐月 「月々の文様ばなし」vol.2

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