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【うお座】別世界に心遊ばせる 「12星座で選ぶ、わたしに一番似合う着物」vol.9

【うお座】別世界に心遊ばせる 「12星座で選ぶ、わたしに一番似合う着物」vol.9

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京都きもの市場の膨大な着物・帯・小物のなかから、毎月、その星座に似合うコーディネートをSayaさんが提案していく連載。今月は「うお座」です！

2025.01.24

よみもの

【みずがめ座】ルールに縛られず自分らしく 「12星座で選ぶ、わたしに一番似合う着物」vol.8

それぞれの星座に似合う着物を

12星座別に一番似合う着物を探すこの連載、今回はうお座です。

「うお座さんは、夢見るために生まれてきたような人たちです」

とアストロロジー・ライターのSayaさん。

Sayaプロフィール

Saya プロフィール

1971年、東京生まれ。京都在住。1994年、早稲田大学卒業後、編集者を経て、フリーランスに。2008年より、『エル・デジタル』（ハースト婦人画報社）で星占いの連載を始め、現在も続く長期連載に。2021年より着付けを習い始め、きものの魅力に目覚める。好きが高じて、『LEEweb』（集英社）で「運のよくなるおとなのきもの遊び」をスタート。オール私物できもの体験談を語っている。著書に、『星の道を歩き、白魔女になるまで〜わたしの「物語」を見つけると人は癒される』（説話社）他。

「うお座」におすすめのコーディネート

うお座

「優しくて、美しいものが好きで、現実世界にはあまりなじまない感覚をもっているかもしれません。実際、恋愛小説や音楽に惹かれる方がすごく多くて、別世界に心遊ばせる時間に癒しを感じておられるんですよね」

「なかにはそんな自分を否定するかのように、資格をたくさん取ったり、貯金したりという方もいますが、根っこにあるのは繊細さです」

なるほど。そんなうお座さんに似合う着物は？

「不思議なほど、ピンクが好きな方が多いんですよ。ピンクで甘くするだけでなく、そこに黒など濃い色をもってくるのもお好きだと思います。とても繊細で優しいけれど、それだけでない、自分らしい個性を表現したい。そんな気持ちもおもちだからですね。

そして、意匠は花や宝尽くしなどで。そう、繊細だからと言って、地味に、控えめにしたいわけでもないので、ぜひ華やかに装っていただきたいですね」

【コーディネート1】加賀友禅の訪問着を宝尽くし文様の黒色の袋帯で引き締めて

「うお座らしさ」がある、加賀友禅のしとやかな訪問着。風を感じさせる花々が描かれた、美しい染めのおきものです。

合わせたのは西陣織の宝尽くし文様の黒色の袋帯。

星占いやスピリチュアルが大好きな人も多いうお座さん。打ち出の小槌や松竹梅などが織り出された宝尽くし文様にはきっとワクワクできるはず。

甘さや優しさを黒色がビシッと引き締めてくれ、自信も与えてくれる装いだと思います。

うお座のコーディネート①アップ01
うお座のコーディネート①アップ02

2023.01.21

まなぶ

先駆ける春を装う如月 「月々の文様ばなし」vol.11

【コーディネート2】優しいニュアンスの漢方染めに、読谷山花織の名古屋帯を合わせて

ベースにしたのは、漢方染めが何とも言えないニュアンスを作り出している『菅原工房』さんの紬。鮮やかな紫色にグリーンの絞り染めが施され、「かすみ草」を表現しています。

この曖昧な、ふんわりした雰囲気がいかにもうお座らしいと感じるのですが、引き締めるのに使ったのは、読谷山花織の草木染めの名古屋帯。

黒に近い濃紺に装飾的な花模様が自然な風合いで、個性的な紬でも、くどくなることなく魅力を引き出してくれるはず。

うお座のコーディネート②アップ01
うお座のコーディネート②アップ02

2024.11.06

まなぶ

紬を楽しむ 「大久保信子さんのきもの練習帖」vol.19

【コーディネート3】水面に揺れる花を連想させる、ムガシルクの木版更紗の帯と結城紬

結城紬のメーカー『奥順』さんのシンプルながらもとても美しい紬。うお座が象徴するのは海とされていますが、こちらの銘は「水面」。ぴったりだなあと選んでみました。

合わせた帯は、インドの希少なムガシルクを使用した木版更紗の九寸名古屋帯。深緑の紬地に淡い赤色で唐花模様をあしらった、ハイセンスなお品です。

ゆらゆらと揺れる水面に美しい花たちが流れていくような、そんなイメージが浮かぶコーディネートです。

うお座のコーディネート③アップ01
うお座のコーディネート③アップ02

来月は、「おひつじ座」に似合う着物コーディネートを提案します。どうぞお楽しみに！

2025.01.17

よみもの

2025年のラッキーカラーを着物コーデに！ 「12星座で選ぶ、わたしに一番似合う着物」番外編

Saya

Saya

1971年、東京生まれ。京都在住。
1994年、早稲田大学卒業後、編集者を経て、フリーランスに。
2008年より、『エル・デジタル』（ハースト婦人画報社）で星占いの連載を始め、現在も続く長期連載に。
2021年より着付けを習い始め、着物の魅力に目覚める。好きが高じて、『LEEweb』（集英社）で「運のよくなるおとなのきもの遊び」をスタート。オール私物できもの体験談を語っている。
著書に、『星の道を歩き、白魔女になるまで〜わたしの「物語」を見つけると人は癒される』（説話社）他。

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