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金魚リンクコーデでふたり夏遊び 「月と詩、着物すくすく成長記」vol.2

金魚リンクコーデでふたり夏遊び 「月と詩、着物すくすく成長記」vol.2

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「きものと」ではすっかりお馴染みの元祇園甲部芸妓・紗月さんが、愛娘・うたちゃんと人生の節目を祝い、季節の行事を楽しむ不定期連載2回目。うだるような暑さもなんのその!それぞれにお似合いの金魚柄浴衣で、夏らしさを存分に満喫しました。

2025.07.28

よみもの

メディア初登場!母娘のひな祭り 「月と詩、着物すくすく成長記」vol.1

初体験!スイカ割りごっこを楽しむ

今回訪れたのは、八幡市立松花堂庭園・美術館

国の史跡・名勝に指定されている草庵「松花堂」をはじめ泉坊書院や茶室などがある広大な庭園は、四季を通して美しい景観を愛でることができる癒しのスポットです。

スイカ割り

まだまだスイカを割れるほどの力はないけれど、夏のレジャーに欠かせない「スイカ割り」がどんなものかを体験するところから。

手拭いでの目隠しがほぼ顔隠しになっちゃったうたちゃんは、ママに見守られながら、せっせとピコピコを繰り返していました。

目隠しを外す詩ちゃん
月さんと詩ちゃん
月さんと詩ちゃん

玩具大好き!わくわくが止まらない

スイカ割りに満足したら、水鉄砲にも挑戦!

したものの、こちらもパワー不足で上手に水を飛ばすことができず、そうそうにポイ。

ペットボトルを的にして狙いを定める詩ちゃん

ペットボトルを的にして狙いを定める詩ちゃん

次に手に取ったのは、ピストル型のしゃぼん玉。

指の力がやや足りず、ママみたいに上手にたくさんつくれない詩ちゃんは、ふわりと舞うしゃぼん玉を捕まえようとしては割っていました。

しゃぼん玉を眺める詩ちゃん

るなさんが取り出したのは、詩ちゃんのばぁば特製の玩具。

「母が作ってくれたお手製の玩具です。私、紐を通すのが大好きだったんです(笑)。ただただ楽しくて。ずっと紐を通してました」

手製玩具

好奇心旺盛な詩ちゃんは、庭園のいろんなところが気になるようで……。

木陰で水分補給をした後は、お庭さんぽへGO!

ママの手を引く詩ちゃん
月さんと詩ちゃん
裸足の詩ちゃん

素足で歩く芝生の感触がお気に召したようで、ひとりであちらこちらへとプチ探検。頼もしい限りです。

にわか雨!イレギュラーこそが面白い

撮影途中、突然の雨。

雨に喜ぶ詩ちゃん

それすらも面白がる詩ちゃんは、スマホの天気予報アプリとにらめっこしながら後のスケジュールを相談する大人たちを尻目に、蟻の観察に夢中です。

蟻の観察中

そして疲れたら、

「ママ、だっこ」

だっこされる詩ちゃん

お得意の変顔で、撮影クルーを和ませてくれます。

変顔する詩ちゃん
短冊を指さす詩ちゃん

施設ロビー前、七夕飾りの短冊に興味津々のご様子です。

「あれは?」「これは?」

と乞われるままに、書かれた願い事を読む月さん。

「詩のお願い事は?」

と訊かれても、「う~ん?」と首を傾げていました。

短冊を指さす詩ちゃん

大人味のかき氷はまだ早かった?!

ミュージアムショップにて

併設するミュージアムショップ「おみなえし」でお土産を選んだ後は、撮影のご褒美タイムです。

いただいたのは、「京都吉兆」の夏の名物「宇治金時」。

宇治金時

8月31日までの期間限定メニュー。京都老舗名店「奥西緑芳園」の万昔(よろずむかし)を丁寧に練り上げて仕上げた特製シロップの豊かな香りと甘みが味わい深い

渋い顔の詩ちゃん

かき氷を前に、何やら渋いお顔の詩ちゃん。

それもそのはず。なんでも「最近、お葱とか緑のものを嫌がるんですよね(苦笑)」とのこと。

味じゃなかった!色だった!!

味見

思い切って、一口パクリ。……スンとした表情に。大人の味にはまだちょっと早かったみたいです。

かき氷を食べる月さん

「じゃあ、ママが食ぁべよ」と、月さん。

「中に隠れている丹波の黒豆がアクセントになって、濃厚なソースなのに、全部食べた後にお口の中がサッパリ!これはすごいですね」

かき氷をおでこに

キンッと冷えた器をおでこに当てて涼んでいた詩ちゃんに、お店のスタッフさんが抹茶をかける前の氷を特別に出してくれました。

白のかき氷

緑になる前の素氷に、詩ちゃん大興奮!

白のかき氷を食べる詩ちゃん
白のかき氷を食べる詩ちゃん

「おいし~い!!」の表情で、スタッフさんたちをメロメロにした詩ちゃんでした(笑)。

月さん&詩ちゃんのリンクコーデ浴衣

この日の詩ちゃんは、蓮池を泳ぐ金魚が愛らしい浴衣姿。

色柄を合わせた黄緑色と赤色の兵児帯を2本使いして、金魚のヒレみたいなコーディネートです。

詩ちゃんの着姿
おこぼ

月さん(紗月さん)が所属していた置屋「つる居」のおかあさんからいただいたというおこぼ。「うた」と記してくれたのもおかあさん

おこぼを履く詩ちゃん

裸足で駆けていこうとする詩ちゃんを呼び止めて、おこぼを履かせる月さん

対する月さんの装いは――。

詩ちゃんとのリンクコーデで、こちらも金魚柄。青い金魚がゆらゆらと泳ぐさまが涼しげな、竺仙の浴衣です。

フロントショット
バックショット

蔦葡萄が描かれた、爽やかなエメラルドグリーンの夏帯を合わせて。

「詩の浴衣の蓮の葉に合わせて、この色にしました」

帯回り

氷を思わせる涼感ある帯留めに合わせて、帯締め&帯揚げは薄い黄色みがかったものを

月さん

「はい、OKで~す!」というスタッフの声に、思わず両手を広げて深呼吸した月さんでした。

月さん

撮影/松尾カニタ
撮影協力/八幡市立 松花堂庭園・美術館

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