”「美しい布を創ること」「世の中に無いものを創り出すこと」。
この一途で強い思いで、高尾 弘(ひろむ)は50年の長きにわたり織物に情熱を注いできた。
日本の伝統衣装は織物であるという考えから始めた着物の創作であるが、その結実である、ねん金綴錦(ねんきんつづれにしき)、天平綾錦(てんぴょうあやにしき)、渡来錦(とらいにしき)、そして五大陸の染織文明に触発されて生み出された様々な作品は、見るものの心を動かし、目を捉えて離さない。 ”

(株式会社桝屋高尾ホームページより)

一越を早く織ることよりも、一越に魂を込める-

青空澄みわたる夏の日、桝屋高尾さんの工房兼社屋を取材してまいりました。
独自の世界観、魅了される作品群、そして高尾弘という「織に生きる」方の存在。<美をもとめて>、さらりと記してくださったひと言に、本当に大切なものは何か、本質を見極める信念を垣間見ました。
  • 京の色香を感じさせる「桝屋高尾のきもの」に、言わずと知れた「ねん金綴錦」の帯。

  • 高尾弘氏が大切にされている梅の木。春の景色は格別のもの…

  • 「本当に大切なものは、写真にはうつらへんでぇ。」

  • 草木染の研究に没頭した日々。資料の数々、仕事場の様子。

  • 真綿に箔を巻きつけて作る「ねん金糸」。玄関先には、たくさんの数の千切(ちきり)が。

  • 「徳川家康公遺訓」を生きる姿勢として。