商品番号:1572974
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
土と風が育てた、球美の島の織美。
沖縄・久米島にて、土に、草に、風に寄り添いながら、
今なお昔ながらの手仕事で織り継がれる「久米島紬」。
今回はオーソドックスな泥染めや、人気のゆうな染めとは一味違った、
ふうわり明るいお色味の珍しい一枚を仕入れてまいりました。
草木で染めた糸が奏でる静謐な色彩と、
ゆらぎをもって流れる絣の表情。
それは装う人に、伝統と自然と祈りの美を纏うという、かけがえのない時間をもたらしてくれます。
滅多とない良色の作品ですので、
どうぞお見逃しないようご覧くださいませ。
【 お色柄 】
ふうわり、温もり漂う柔らかな地風。
地色はふうわりやわらかな明るいクリーム色で、
藍の濃淡で織りだされたカキジャーなどの絣模様を込めた横段模様。
まるで海の波や風の軌跡を思わせます。
染料に用いたのはソテツと琉球藍。
草木染の柔らかさと深みが、視線に触れた瞬間に肌に染み入るような、奥ゆかしい美しさを湛えています。
泥染めの茶もその味わいが良いのですが、
どうしても民芸味が強く感じられるところ、
今回の作品は、実に洗練の佇まいがございます。
物質的なあたたかみを超えて、織り手の心のぬくもりすら感じられる…
大自然が育む久米島の息吹を、どうぞ末長く大切にご愛用くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:薄花色
※ガード加工済み
| 身丈(背より) | 159.5cm (適応身長164.5cm~154.5cm) (4尺2寸1分) |
|---|---|
| 裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
| 袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
| 袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
| 前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
| 後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71.5cm(1尺8寸9分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、気軽なお食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。