商品番号:1570505
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
静けさの奥に、金が息づく…
年々どんどん希少になりつつある手織り爪掻き本綴れ…
金の霞が光を拾っては静かに流れる…
一本一本の糸を爪で掻き寄せて織り上げる“爪掻本綴”は
織りというよりも「描く」に近い、職人の感性が光る技。
今回はそんな稀少な綴れ織の礼装八寸帯のご紹介です。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
今回ご紹介のお品はその技術にて織りあげられた逸品。
密でしっかりとした織り味の帯地は深みのある灰汁色。
意匠にはしっとりと帯地から浮き上がるように
表された上品な表情の霞文様。
遠景の山々に朝靄がかかるような静かな意匠は決して華やかではないが
目を離せぬほどの“静の格”を纏っている意匠です。
「日に寸、五日に寸、十日に寸」と言われる気の遠くなるほどの日数と過程。
わずかづつ完成されてゆく、美への情熱がこめられた爪掻本綴。
出すぎず控えめに、しかしゆるぎない格調はそのままに。
訪問着や付下げはもちろん、色無地や江戸小紋などとのコーディネートで、
上等なお品を、ぜひとも存分にお役立ていただきたく思います。
技と美へのこだわりを感じ取っていただければ幸いです。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、大切にお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと締め跡がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 爪掻本綴織について 】
爪掻本綴、織りの最高峰―。
爪掻で1色ずつ、少しずつ織り上げられてゆく帯。
緻密かつ繊細な作業、織り手の物づくりへのこだわりによって生まれる逸品。
爪掻本綴の織リ手さんは、常に指の爪先にヤスリをあて、
ノコギリの歯のような凹凸を刻んでおきます。
文様を織る際、 図案を経糸の下に挿し込んで経糸を透かして見ながら、
経糸を杼ですくい、緯糸を越して織り込んでいきます。
そしてノコギリの歯のように刻んだその爪で、緯糸を1本1本掻き寄せ、
織手の感性により織り込んでいき、筋立てという櫛で織り固めます。
織機が自動的にその列に入る経糸をひきあげてくれるのではなく、
1色ずつ丁寧に下絵を見ながら織り込んでゆく作業になります。
また、経糸を覆うように織り上げられるため、裏表同じ柄となり、
長年の使用で汚れた時などは裏を整理してお仕立て直すことも出来ます。
絹100%
長さ約3.7m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、お付き添い、観劇など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地、格の高い小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。