商品番号:1570472
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
静寂の美、綴れの奥に…
年々どんどん希少になりつつある西陣手織り爪掻き本綴れ…
中でも今回は大変希少な紫証紙付きの完品でございます。
一本一本の糸を爪で掻き寄せて織り上げる“爪掻本綴”は
織りというよりも「描く」に近い、職人の感性が光る技。
今回はそんな綴れ帯の名門として名高い、皇室献上実績もある織元
『石川つづれ』より、稀少な綴れ織の逸品名古屋帯のご紹介です。
落ち着いた色の中に宿る、日本の「わび」と「さび」の美。
纏う人の成熟をそっと映し出す一条です。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
今回ご紹介のお品はその技術にて織りあげられた逸品。
密でしっかりとした織り味の帯地は深みのある利休色…
糸が生むわずかな凹凸が、光を静かに揺らし
織り込まれた横縞の横段文様が、静謐なリズムを描き出す意匠。
背に纏うとその人自身の“深み”が浮かび上がる。
季節を問わず、静かな格を纏いたい方に大変おすすめの一条です。
「日に寸、五日に寸、十日に寸」と言われる気の遠くなるほどの日数と過程。
わずかづつ完成されてゆく、美への情熱がこめられた爪掻本綴。
匠の手によって我が子のように大切に製作されたお品でございます。
美しい意匠に、奥ゆかしくも高雅な魅力に満ち満ちて、まさに、悠久の時を感じさせるかのよう…
江戸小紋や御召はもちろん紬などとのコーディネートで、
上等なお品を、ぜひとも存分にお役立ていただきたく思います。
名匠の熟練の技と美へのこだわりを感じ取っていただければ幸いです。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、大切にお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと締め跡がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 爪掻本綴織について 】
爪掻本綴、織りの最高峰―。
爪掻で1色ずつ、少しずつ織り上げられてゆく帯。
緻密かつ繊細な作業、織り手の物づくりへのこだわりによって生まれる逸品。
爪掻本綴の織リ手さんは、常に指の爪先にヤスリをあて、
ノコギリの歯のような凹凸を刻んでおきます。
文様を織る際、 図案を経糸の下に挿し込んで経糸を透かして見ながら、
経糸を杼ですくい、緯糸を越して織り込んでいきます。
そしてノコギリの歯のように刻んだその爪で、緯糸を1本1本掻き寄せ、
織手の感性により織り込んでいき、筋立てという櫛で織り固めます。
織機が自動的にその列に入る経糸をひきあげてくれるのではなく、
1色ずつ丁寧に下絵を見ながら織り込んでゆく作業になります。
また、経糸を覆うように織り上げられるため、裏表同じ柄となり、
長年の使用で汚れた時などは裏を整理してお仕立て直すことも出来ます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約3.6m
西陣織工業組合証紙No.605 石川つゞれ(株)
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 御召、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。