商品番号:1566975
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
西陣織処による軽やかなカジュアル袋帯のご紹介です。
フワリと軽やかな「風通織」の風合いと、
ぜんまい紬糸も加えた趣味性の高いデザインです!
ぜんまいは、保湿性や防水性に優れている上に、
綿自体が害虫から身を守る役目をしてくれます。
また、ぜんまいを用いたおきものがありますと、
他のおきものにも虫がつかないことより、古くから大切にされてきました。
全体に統一感のある色彩で織り成された意匠が、
女性らしさと趣味性を兼ね備え、後姿を優しく飾ってくれることでしょう。
カジュアル訪問着や付下げ、小紋、色無地などに合わせて、
パーティーやお食事会などで一片の個性を添えるお着物姿にご活用下さいませ!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかな風合いの帯地は、タテ糸の白がかすかに揺らぎ
その奥がそっと覗くような軽い印象。
軽くてそっと風を通すような「風通織」で織り上げられました。
地色は淡いアイボリーを基調として、
ぜんまい紬糸を込めて裂取の構図を浮かべて。
意匠には、艷やかな金糸も加えて
古典的な有職模様を表しました。
さり気ない箔糸の艶感が、見る角度によって光沢を放ち
帯姿を印象的に飾る一条でございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹90% 分類外繊維(ぜんまい)5% ポリエステル・和紙5%
長さ4.5m
耳の縫製:袋縫い ◇柄付け:六通柄
佐々木染織謹製
※証紙なし
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン お食事会、パーティー、お付き添いなど。
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。