商品番号:1566076
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
落ち着いた風情ある町並みの京都市内の町屋の一角に、
ひっそりと佇む大野國染工房。
2代目当主・大野信幸による
極上の小紋のご紹介です。
捺染の江戸小紋が数多く出回る中で、
本当に良き染めとは何か。
ということに真摯に向き合い、
京都府伝統産業優秀技術者、いわゆる京の名工に認定された、
数少ない染師の一品、
今や希少な江戸の粋と繊細な染めを是非ともお楽しみくださいませ。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として仕入れましたが
着用感もない 美品です
【お色柄】
江戸小紋は武家の裃の柄として用いられ、
現代では礼装にもおしゃれ用にも
使えるモダンなきものとして愛されておりますが、
最近では、プリントのものや、捺染のものが多く、
本当の型を使用し摺りで染め上げたものはほとんどございません。
昔より染めものは、柄師(デザインを施すもの)、
彫師(柄を彫るもの)、
染師(染色をするもの)の手から成り立っております。
どんなに良いデザイン、型をご用意しても、染師の腕一つによって、
雰囲気、出来がかわり、単純な作業ながら集中力、忍耐力は計り知れません。
職人ならではの繊細な手仕事。
シットリと染料を吸い込んで水を含んだかの様な、柔らかな絹地
墨色に染め上げながら 地色の薄香色残しで
間道の雨入り万筋やフランス縞 竹ひご縞 よろけ縞など
多様な縞紋を手付の型にて染め上げました
八掛けもあられの江戸小紋がつけられたこだわりの仕上がり
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められた染の美。
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
一生をともにする最高級のきもの。
その技の極致をどうぞ、心ゆくまでご堪能くださいませ。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏 絹100%
八掛 額縁 大小あられ
| 身丈(背より) | 161cm (適応身長166cm~156cm) (4尺2寸5分) |
|---|---|
| 裄丈 | 64.7cm(1尺7寸1分) |
| 袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
| 袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
| 前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
| 後巾 | 32.2cm(8寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.6cm(1尺8寸4分) 袖巾35.2cm(9寸3分) 袖丈52.2cm(1尺3寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 袷時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー 付添 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お茶席など
◆あわせる帯 袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。