商品番号:1566072
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
贅沢な摺り友禅に手刺繍を併用して
染めあげられた、小紋付の付下のご紹介です。
かなり加工のよいお品で、流行り廃りなく、
観劇やお稽古、お食事、おでかけなどのシーンに
末永く重宝していただけることでしょう。
【 お色柄 】
駒無地に近い、さらりとした質感の縮緬地を
墨黒に染め上げ、黒地に引き立つ彩りの丁寧な
摺り友禅に金彩、手刺繍にて宝尽くしに梅や松、
桜などの小花をそえた松皮襲が一面にあしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 摺り友禅について 】
平安末期に始まったと伝えられる京友禅最古の技法。
摺型友禅(摺り友禅)は、白生地を長板に歪みなく張り、
1枚80cm程の型紙を生地の上に重ね、型紙に彫られた
文様の上から刷毛で染料を摺り込んで染色する。
染料の濃度で濃淡を表現する一般的な友禅とは異なり、
型に染料を摺り込む回数によって濃度を変化させる。
型紙は色の数だけ彫り上げられ、寸分のずれも許さず、
「摺り重ねる」ねばならないため高い染技術を必要とする。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:曙色・無地
※衿ホックなし(引き紐タイプ)
※染の特性上、色の濃淡、かすれ、若干のにじみなどございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
| 身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
|---|---|
| 裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
| 袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
| 袖丈 | 51cm(1尺3寸5分) |
| 前巾 | 28cm(7寸4分) |
| 後巾 | 32cm(8寸4分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm(1尺8寸3分) 袖巾35cm(9寸2分) 袖丈55cm(1尺4寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。