商品番号:1565586
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
実ともに力のある、加賀友禅界の歴史に刻まれる名匠
【 百貫華峰(ひゃっかんかほう)】氏による
加賀友禅らしい草花のデザインの黒留袖のご紹介です。
華峰氏の作品らしい色使い、意匠構成のお品。
慶祝のお席に品格を感じさせる和姿を
お楽しみいただけることでしょう。
【 お色柄 】
重みのある特選の縮緬地を深い黒に染上げ、
伝統の加賀五彩を用いて、紅白梅をメインに
青楓の枝葉がバランスよく染め描き出されております。
【 商品の状態 】
着用済みのお品として仕入れてまいりました。
うっすらと着用シワ、たたみジワがございます。
また、画像のように衿比翼部分に輪シミと小シミがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 黒留袖のお柄の選び方 】
既婚女性の正礼装(第一礼装)である黒留袖は
お裾のみのお柄付のため、柄の色味や位置、
面積の大小などの違いで印象がかなり異なります。
ほぼ年間通してご着用いただけるよう配慮された
お柄付になっておりますが、招待客に感謝や
敬意といった礼儀を尽くすためにも、着る人の
立場や年齢にふさわしい柄をお選びいただく事が重要です。
お柄の傾向ですが、裾に描かれた柄の面積が大きいほど
若向きとされ、面積が小さく柄の位置が低くいほど
年配者向けのデザインとなります。
若い方の場合は裾に描かれた柄が広範囲で、
膝上まで美しい色や大きめの柄が配されたものを、
ご年配の方は裾の低めの位置にあまり広範囲に渡らず
すっきりとした柄づけのものがおすすめでございます。
【 百貫華峰について 】
加賀友禅作家
日本画家
日展評議員
日本現代工芸評議員
本名:百貫俊夫
石川県金沢市生まれの加賀友禅作家。
1963年から2年ほど東京で熱で溶かしたロウを
筆に含ませ綿生地に模様を写して染め抜く臈纈染技法を
修行した後、加賀友禅の道に進んだ。
1966年より加賀友禅で人間国宝保持者である木村雨山に師事、
1974年に30才で日展に初入選を皮切りに、様々な賞を受賞。
1994年からは日展の審査員に就任。
その後は日展の審査員、評議員、日本現代工芸評議員としても活躍。
有名作品に、2014年高円宮典子妃が結納の席で
着用していた訪問着がある
【 経歴 】
1944年 9月24日生まれ
1966年 木村雨山氏に指導を受ける
1973年 現代美術展にて「ロータリークラブ賞」受賞
1974年 現代美術展にて「北陸放送社長賞」受賞、日展 初入選
1976年 現代美術展にて「特別賞」受賞
1980年 東京三越本店にて初めての個展
1981年 日本現代工芸展にて「日本現代工芸賞」受賞
1983年 全国植樹祭の天皇陛下、ご来県の御宿泊所、加賀屋「渚亭」で
染額「鶴竹の図」「花鳥の図」が天覧の光栄に浴す
1985年 日本現代工芸展にて「日本現代工芸会員賞」受賞
1988年 金沢市文化使節団として蘇州市を訪問する、現代工芸美術家協会欧州視察団として
西ドイツを訪問する、第20回 日展「月光の日の想い出」特選受賞の栄誉
1990年 第29回 日本現代工芸展審査員に就任
1991年 第23回 日展「河原の雨」特選受賞の栄誉、東京・日本橋高島屋にて個展
1992年 横浜・高島屋にて個展
1993年 第32回 日本現代工芸展「岩の中の私」東京都知事賞受賞
1994年 第26回 日展審査員に就任「見つめられている私達」
1996年 第28回 日展審査員に就任「古代と私達」、第16回 「全国豊かな海造り大会」
天皇陛下御来県の際にテーブルセンター「遊魚」 染額「鶴・松竹梅の図」を制作
1998年 第37回 日本現代工芸展審査員に就任、第30回 日展審査員に就任「赤富士と女神」
2000年 東京・三越本店にて個展、七月 南アフリカ・マンデラ元大統領・新ムベキ大統領と
会談、染額「鳩月桜の図」「おしどり月紅葉の図」それぞれ贈呈
2001年 アンゴラ国ロスサンス大統領と会談、染額「鶴の語らい」贈呈
2002年 第41回 日本現代工芸展にて「窓際の女神と私」文部科学大臣賞受賞の栄誉
2004年 第43回 日本現代工芸展審査員就任「静寂」内閣総理大臣賞受賞の栄誉
2006年 財団法人民族衣装文化普及協会 第26回民族衣装文化功労者「きもの文化賞」受賞
2009年 第41回 日展審査員に就任
2010年 第42回 日展にて「月光」が第四科工芸美術部門 文部科学大臣賞を受賞
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※比翼仕立て
◆紋:抜き紋五つ『五三の桐』
| 身丈(背より) | 151cm (適応身長156cm~146cm) (3尺9寸9分) |
|---|---|
| 裄丈 | 63cm(1尺6寸6分) |
| 袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
| 袖丈 | 48cm(1尺2寸7分) |
| 前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
| 後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm(1尺7寸8分) 袖巾34cm(9寸0分) 袖丈52cm(1尺3寸7分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月から翌5月までの袷(あわせ)の時期
※空調がきいておりますご婚礼のお席でしたら
夏季シーズンもお召いただけます。
◆店長おすすめ着用年齢 全年齢対象(※とくに制限なくお召しいただけます)
◆着用シーン ご親族のご結婚式(既婚者)・式典へのご参列、叙勲など
◆あわせる帯 丸帯、袋帯、フォーマル向きのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。