商品番号:1565344
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
人間国宝【 喜多川俵二 】氏による
紹巴織の特選袋帯のご紹介でございます。
有職織物で培った、「シンプルな文様の美しさ」と
「色の調和美」を元に、紹巴織にてその世界を
織り上げたお品で訪問着、付下、色無地、江戸小紋
などのお着物にあわせてお茶席やお稽古、観劇
などのシーンにおすすめでございます。
【 お色柄 】
しなやかでコシのある地風の、やや淡い老緑色の
紹巴織地に、地色に調和する抑えた彩りの糸使いで、
オーソドックスな二釜の鳥襷が一面に織り出されております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
中無地箇所のスジ、裏地に着用シワ、表地たたみジワが
ございますが表に出る箇所は概ね美品でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 紹巴織について 】
経糸(たていと)を緯糸(横糸:よこいと)で覆い隠すように、
緻密に筬打ちをして製織される織物。
高級品として代表的な「つづれ織」に似た織技法で、
染描いたかのような絵画的な織表現が可能。
他の織物の帯と比較すると、緯糸同士の摩擦が大きく、
「絹鳴り」のする地風となり、ゆるみにくく、
締めやすいのが特徴。
名物裂の一つで、千利休の弟子、
里村紹把(さとむらしょうは)が所持していたところから、
この名がついたとされる。
【 喜多川俵二(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1936年(昭和11年) 3月9日生
1999年(平成11年) 重要無形文化財「有職織物」の保持者に認定
室町時代より500年以上続く西陣の織元「俵屋」の
18代目で、父である喜多川平朗(故・重要無形文化財保持者
「羅」「有職織物」)の次男として生まれた。
京都の洛北高を卒業後、平朗氏のもとで織の技術を学び
1988年に俵屋・喜多川家18代目を継承、1999年に
「有職織物」の重要無形文化財保持者に認定された。
伊勢神宮において20年ごとに行われる
式年遷宮の御料織物の製織も代々担っている。
【 経歴 】
1936年 京都生まれ
1954年 高校卒業後、父・喜多川平朗のもとで
日本固有の有職織物・唐織等を習得
父について皇室御用織物・正倉院御物復元等に従事
1970年 伊勢神宮式年遷宮神宝装束「鞍三懸」制作
1984年 正倉院の依頼で復元調査制作
「花樹獅子人物文綾(几褥)」(1987年完成)
1988年 「俵屋」18代を継承
皇室御用織物・伊勢神宮神宝装束等「有職織物」制作
1989年 第36回日本伝統工芸展初入選
伊勢神宮式年遷宮神宝装束「錦」「羅」「紗」等を製織
1990年 秋篠宮殿下・紀子さま御婚儀装束「御即帯」「十二単」製織
天皇御即位御大典御装束「御即帯」「十二単」製織
1992年 日本工芸会正会員となる
1993年 皇太子殿下御装束「縠黄丹御袍(夏の料)」制作
皇太子殿下・雅子さま御婚儀装束「御即帯」「十二単」製織
1999年 重要無形文化財「有職織物」の保持者に認定
2005年 京都迎賓館に装束と几帳を納める
伊勢神宮式年遷宮御神宝装束「羅」製織
2006年 旭日小授賞受賞
伊勢神宮式年遷宮御神宝装束「紗」製織
絹100%
長さ約4.4m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お付添、軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。