商品番号:1557917
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
豊かな風土が育んだ、やわらかな表情。
琉球の織物らしい彩りの首里花倉織による
軽やかな地風の特選九寸名古屋帯のご紹介です。
絽織の組織がかなり密な目となっており、
単衣、夏のシーズンのカジュアルスタイルに
軽やかな締め心地と琉球ならではの織物の
表情をお楽しみいただけるお品。
上布や自然布などのナチュラルな彩りの
お着物にあわせていただきますと帯との
メリハリがつき、印象的な帯姿になるかと存じ上げます。
昨今、生産数の減少とともに、
花倉織の作品をご紹介できる機会はグッと減ってきているなか、
琉球らしい鮮やかな彩りが素敵な作品を仕入れてまいりました!
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
薄手で柔らかく、かつほのかにフシ感のある紬地に、
洗柿、橙、長春(ちょうしゅん:ややくすみの
オールドローズ系のお色)、黒柿(くろがき:
くすみの強い暗紫色系の色)の濃淡の格子を
織り上げ、花倉の特徴である綟織の組織と、
花織の幾何学的な浮紋があしらわれております。
【 花倉織について 】
首里織の一種。
沖縄県那覇市の首里地域で生産される先染めの
紋織物。沖縄の織物のうち最も格式の高い織物で、
王家の妃、王女が着た夏衣に用いられた。
花織と絽織、紗織を市松、菱形模様または
前後左右交互に織る。
生地の一部に絽目と呼ばれる隙間を開けた絽織と
目の詰まった平織、両面浮き花織を組み合わせた
織り方でもじられた部分が透かしになる。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
おすすめの帯芯:夏用綿芯(白)、突起毛綿芯
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
【 付属証紙 】
沖縄県伝統工芸品之証
沖縄県織物検査済之証
◆最適な着用時期 6月から9月までの単衣、盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 夏物の小紋、織のお着物、上布、自然布のお着物 など
※通気性を重視される方は、「夏綿芯」のお仕立てをお勧めいたします。
※帯芯と帯地の相性及び張りのある仕上がりを重視される方は、突起毛綿芯のお仕立てをお勧めいたします。
「夏綿芯」
★名古屋仕立て
「夏綿芯」(税込11,550円※帯芯代含む)
「突起毛綿芯」(税込10,450円※帯芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て
「夏綿芯」(税込14,850円※帯芯代含む)
「突起毛綿芯」(税込13,750円※帯芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て
「夏綿芯」(税込14,850円※帯芯代含む)
「突起毛綿芯」(税込13,750円※帯芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。